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2016年7月 1日 (金)

妄想劇場一考編

妄想劇場一考編

信じれば真実、疑えば妄想……

時は絶えず流れ、今、微笑む花も、明日には枯れる


Mituo

一目惚れしたのは、
私が先よ、
手を出ししたのは、
あなたが先よ




冥談の核心

 「個人」にクローズアップして、そこから
浮かび上がってくる真実がある。・・・・
現実に起きていることから
目をそむけてはならない。・・・・



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女性の貧困が社会問題となっている。
震災で職を失いAV女優になった66歳の現実

日本の底辺でいま何が起きているのか
現在は「風俗嬢」の過半数以上が
熟女と呼ばれる女性
カラダを売る女性の多くは妻であり、母親である

1990年代までは風俗やAV業界で働けば
「高収入」が得られたが、
2000年頃から人妻・熟女風俗嬢が急増し、
数万円の生活費を稼ぐために普通の主婦が
カラダを売っているのが現実だ。

4畳半の木造アパートで一人暮らし

練馬区のある私鉄駅前。年齢66歳、
元ピンサロ嬢、現在超熟AV女優の香川夕湖さんと
待ち合わせた。
近年、風俗嬢やAV女優に高齢女性は多い。
視聴者の高齢化と若者の草食化、性の細分化で
裸の世界で働く女性に実質年齢制限が
なくなったためだ。
風俗の世界では55歳を超える女性は「超熟女」と
呼ばれている。

「どうも、こんにちは。夕湖です」
夕湖さんは年齢通りの老女だった。
水商売の老齢ママといった雰囲気だ。
何度も洗濯し、ゴムが伸びるシャツを着ている。
駅から徒歩5分のアパートに一人暮らし、
家族はいない。

「このアパートは外国人と生活保護受給者ばかりですよ。
1Kに4人家族で暮らす外国人もいますよ」
夕湖さんは、そう言う。
古びた玄関の扉を開けると、4畳半程度のおかしな形をした
狭い部屋があった。
部屋が四角くない。よく眺めると、
建物が建つ土地が台形だった。
一番手前の最も狭い101号室が自宅だった。少し傾いている。
まるで、うさぎの小屋のようだと思った。

平成25年厚生労働省は、65歳以上の女性
一人暮らし世帯の貧困率は44.6%と半数近くに
達したことを発表している。
台形のおかしな形の老朽した部屋で暮らす
夕湖さんは、明らかな貧困層だった。

家賃は? 食事は?

「家賃は4万8000円、狭いですよ。
貧乏だけど、なんとか生活はできますよ。
夜は電球を点けないでテレビを観るし。
暑いときは窓を全開にしてエアコン切っているし。
食生活も大丈夫です。

お金が入れば、まず5キロ1500円の格安米を買います。
5キロあれば1カ月半から2カ月はもつ。
おかずはもやしとか安いじゃないですか、20円とか。
もやしを買って肉とか魚はあまり食べないから、
なんとかなりますよ」

自宅でくつろいでいるからか、夕湖さんは饒舌だった。
夕湖さんはTシャツ姿、左手首と左腕に
リストカット痕があった。
「ああ、これね。死のうとして切ったの。
血がたくさん出るだけで全然死ねなかった。
それでAV女優になったの」
タングステンの電球が一つしかない部屋に、
夕湖さんの低い声が不気味に響く。

震災の煽りでホテルの仕事を失った

昭和24年生まれ、団塊の世代。
高齢女性が「死ねなかったのでAV女優になった」とは
凄惨な話だが、その言葉を当たり前のように言う。
「15年前に離婚して、50歳のときに一人で
東京に来たんですよ。
前は仙台に住んでいて、元旦那と3人の子供は
仙台に置いてきた。

東京に来てからはこの部屋に住んでいます。
ずっと目黒のホテルでベッドメイクの仕事をしていたの。
おかしくなったのは、東北の震災から。
そのホテルは外人がメインのお客さんだったけど、
突然旅行客がホテルに来なくなった。
それでベッドメイクを解雇になった。

私、その後に仕事を一生懸命探した。毎日、毎日探した。
でも、どんなホテルに応募しても、
何度ハローワークに行っても、福島の被災者が
優先みたいなことを言われて断られてばかり。
年齢的にも60歳過ぎて厳しくて、本当に仕事が
全然見つからなかった」
ベッドメイクの仕事は時給1000円だった。
朝9時半~15時まで、月給は10万円ほど。

家族から逃げて東京で暮らしてからは月給10万円、
年収120万円程度の質素な生活をした。
2011年に東日本大震災が起こり、突然の解雇。
最低限の暮らしもできなくなった。
「クビになったのは、震災から1カ月後くらい。
2011年4月ですね。それからいくら探しても
仕事は見つからなくて、クビになって半年くらいで
お金が完全になくなった。

仕事探すのにも面接に行くのにも電車賃が
かかるじゃないですか。
頑張って毎日、毎日仕事を探したけど、
最終的には電車賃もなくなった」
通帳の残高が底をつき、所持金は数枚の
10円玉だけになった。

部屋に閉じこもって、何日間か飲まず食わず、
じっとしながら、これからどうやって
生きればいいのか考えた。なにも浮かばなかった。
飢えをともなう貧困である。
高収入求人誌を必死に眺めると
「AV女優、セクシーモデル」という募集広告があった。
年齢は「18歳~70歳迄」と書いてある。

10円玉を握り締めて公衆電話へ

「10円玉があったから公衆電話から電話したんです。
女の人が出て、私『62歳です。62歳です』って言って、
すぐに面接に行った。
お金がなかったからプロダクションのある
新宿まで歩いて、
女性のマネジャーさんに事情を話したら
1万円を貸してくれました。
あのときは本当に助かりました。
それで採用してくれて、AV女優になった。

裸になるのが恥ずかしいとか、そういうのは
なにもなかったです。
捨てるものとか、なにもないですし、
元旦那とは絶縁状態だし。とにかく貯金がなくなって、
焦って、お金が欲しかった。
70歳までOKと書いてあって、仕事があったって。
もしかしたらできるかも、お金になるかもと思って。
あのときは、ただただよかった」・・・

つづく

Author : 中村 淳彦(:ノンフィクションライター)



『おんな道』…




昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

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カビの生えない・きれいなお風呂

      
お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂

Basu21

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