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2016年7月30日 (土)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3


『 日本の昔話 』 

B1
   
       
 『なぞかけ姉さま』福井県の民話

 むかしむかし、男前(おとこまえ)の
 若者が、お伊勢(いせ)参りに
 出かけました。
      
   お伊勢まいりをすませて茶店で
   一休みしていると、
 絵から抜け出したような美しい
 姉さまが、同じ茶店に立ち寄りました。
      
      
      

(はあー。世の中には、これほどきれいな姉さまが
いるのだな)若者は、しばらく見とれていましたが、
「いかんいかん、早く今夜の宿(やど)を
探さないと、日が暮れてしまう」と、
町はずれのはたご屋(宿)にわらじを脱ぎました。

すると同じはたご屋に茶店で見かけた
あの姉さまが入ってきて、若者の隣の部屋に
通されたのです。
「あんなきれいな姉さまと、同じはたご屋で
泊まりあわせるとは、なんと言う幸運。
これだけでも、お伊勢参りに来たかいがあったわ。

しかし、どこのお人だろう。
せめて名前だけでも知りたいものだ」
その夜、若者は胸がドキドキして、
なかなか寝つけませんでした。

あくる朝、若者は寝坊してしまいました。
隣の部屋の姉さまは、もうはたご屋を出た後です。
「ああっ、なんたる事だ。あのような美しい姉さまには、
もう二度と会えんだろう」 若者はがっかりしながら
出発し、次の宿場のはたご屋に泊まったところ、
何と隣の部屋にあの姉さまがいるではありませんか。

「これは、お伊勢さまのお引き合わせに違いない。
よし、明日の朝は早起きして、姉さまに
名前を聞かせてもらおう」
若者は姉さまの事ばかり考えて、この晩も
なかなか寝つけませんでした。

次の朝、またもや寝坊した若者があわてて
隣の部屋を訪ねてみると、もう姉さまの
姿はありませんでした。
「ああっ、一度ならず二度までも・・・」
若者がガックリしていると、はたご屋の番頭(ばんとう)が
やってきて言いました。
「お客さま。この部屋に泊まった娘さんから、
これを渡すように頼まれました。

「なに、姉さまが!」若者が手紙を広げてみると、
《恋しくば、たすねきてみよ十七の国。
トントン町のその先の、くさらぬ橋のたもとにて。
夏なく虫の、ぼたもちが待つ》と、書いてありました。

「はて、なんじゃ、こりゃ? 
なぞなぞの歌のようだが、さっぱりわからん」
若者がいくら考えても、この歌に込められた
意味がわかりませんでした。

それでも、あの姉さまからもらった
大事な手紙です。若者は村へ持って帰ると、
その手紙を大切にしまいました。
「あーぁ、姉さまに会いたいな。
歌の意味を読み解いて、姉さまに会いたいな」
あれから何日もたちましたが、若者は
姉さまの事が忘れられません。
その想いは、日に日に増す一方です。

そんなある日、旅の坊さんが村を通りかかったので、
若者は姉さまからもらった手紙を読み解いて
欲しいと頼みました。
するとさすがは、物知りの坊さんです。
坊さんは手紙を読むと、若者にこう言いました。

「いいかね。十七の国とは、年の若い国だ。
つまり、若狭(わかさ→福井県)の国じゃ。
そしてトントン町とは、おけを作っている
町の音だから、これはおけ屋町じゃ。
くさらぬ橋とは、石の橋。
夏なく虫といえば、セミ。
ぼたもちは、おはぎの事じゃ。

つまり、こうじゃ。『恋しいなら、若狭の国へ
訪ねて来てください。
おけ屋町の先の石橋のたもとにある、
蝉屋(せみや)のおはぎが待っていますよ』

よかったの。お主のいとおしいおはぎさんが、
待っておるぞ。はやく、訪ねてゆきなされ」
「ヨッシャアーー!」若者は大喜びで村を飛び出すと、
若狭の国のおけ屋町の先の石橋のたもとにある、
『蝉屋』という大きな店に、おはぎさんを訪ねました。
すると店の中から、あの姉さまが出て来たのです。

「あなたさまが来るのを、今か今かと待っておりました。
さあ、おあがりくださいな」
その後、若者は、おはぎさんと両親に迎えられ、
めでたくお婿さんになりました。

おしまい


「幸運を招くネコ」  (東京都の民話)

B21


今から四百年ほどむかし。
あるボロ寺に、天極秀道(てんごくしゅうどう)という
お坊さんが住んでいました。
本当にボロ寺で、屋根は傾き、くずれた
土塀(どべい)の穴から中が丸見えでした。

それでも秀道はまったく気にせず、迷い込んだ
一匹のネコとのんびり暮らしていました。
ある年の春、秀道は寺の緑側(えんがわ)に座って、

ひざの上のネコの頭をなでながら何気なく言いました。
「『ネコの子ほども、役立たず』、という言葉があるが、
お前もそろそろ役に立つネコになってはどうじゃ?」
そのとたん、ネコはひざからピョンと飛び降りて、
「ニャーオ」と、鳴きました。

「おや、怒ったのかい? 
あははははは。気にするな。今のは冗談じゃ。
お前は今のまま、役立たずでけっこう」
秀道はふたたびネコをひざに抱き上げて、
一日中ネコと一緒にひなたぼっこをしました。

それから数日後、表の方からにぎやかな
馬のひづめの音が聞こえてきました。
「おや? 客かな?」
秀道が庭(にわ)に出てみると、七、八人の狩装束
(かりしょうぞく)侍(さむらい)が、次々と馬をおりて
境内(けいだい)に入ってきました。

「何か、ご用かな?」秀道が声をかけると、
その中の主人らしい侍がていねいに頭を下げて
言いました。「わしは、彦根(ひこね→滋賀県)城主の
井伊直孝(いいなおたか)と申す。
この地方を新しく将軍さまから拝領することになったので、
遠乗りのついでに土地を見に来た。

そしてたまたま寺の前を通りかかると、
ネコがわしに手招きをする。
そこでつい、立ちよったのじゃ」
「それはそれは。こんな破れ寺に、よく立ち寄って
くださいました。わたしはこの寺の住職で、
天極秀道と申します。ごらんの通りの貧乏暮らしで
何もさしあげるものはございませんが、
せめてお茶なりともいっぷくしてください」

秀道は一行(いっこう)を居間(いま)に案内して、
お茶の用意を始めました。
すると急に空がくもりだし、はげしい雷鳴とともに
滝のような雨が降ってきたのです。
この寺に立ち寄らなければ、今頃は
ずぶぬれになっていたところです。

直孝(なおたか)は、とても喜んで、「助かった。
あのネコに招かれたおかげで、運よく
雨やどりが出来た。これも何かの巡り合わせであろう」と、
言いました。
「おそれいります。役立たずのネコにしては、
上出来でした。どうぞ雨があがりますまで、
ゆっくりしていってください」

城主だというのに、とても親しみやすい直孝の態度に
秀道はすっかり感心して、心からもてなしました。
直孝の方も、貧乏寺の住職とは思えない秀道の
人柄(ひとがら)にほれこみました。

やがて雨もあがり、直孝の一行は晴れ晴れとした気分で
寺を出ていきました。一行を見送った秀道は、
すぐにネコを抱きあげて頭をなでました。
「人助けをするとは、大したやつ。
おかげでわしも、久しぶりに立派なお方と話すことが
出来たぞ」
「ニャー」ネコはうれしそうに、秀道の胸に顔をうめました。

この事がきっかけで、直孝はちょくちょくこの寺を
たずねるようになりました。
そしてその度に、秀道は直孝に仏の道について
語って聞かせました。
そのすぐれた秀道の知識に、直孝はとても感心して、
「これぞ、まことの高僧(こうそう)である」と、
この寺を井伊家の菩提寺(ぼだいじ)
(一家の先祖を代だいをまつってある寺)としたのです。

こうして今までは荒れるにまかせていた寺は、
井伊家によって改築(かいちく)され、各地から次々と
修行僧も集まり寺は栄えていきました。

さて、あのネコは寺が立派になって間もなく
死んでしまいました。
秀道はネコのために石碑(せきひ)を建てて、
命日には必ず訪れたそうです。
そして直孝もネコの事が忘れられず、秀道に言いました。

「あのネコは、観音菩薩の化身(けしん)にちがいない。
わしはネコに招かれたおかげでそなたに会い、
仏の道のすばらしさを学び、寺を復興(ふっこう)させる
喜びまで与えてもらった。

どうだろうか、あのネコを招き観音として
本堂のそばにまつってあげては」
「はい。ネコにとっても、わたしにとっても、
この上なくありがたいお言葉です」
この話しがたちまち広まり、
『幸運を招くネコ』として、お寺にお参りに来る人が
ますます増えたということです。

おしまい・・・



信じれば真実、疑えば妄想・・・


『猫と赤ちゃん。。。』




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ……。



Mituo

 人の為 と書いて、

 いつわり(偽) と

 読むんだねぇ







鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる


時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる    

   

    P R

 
      カビの生えない・きれいなお風呂
 
        お風呂物語
 
  入れてもらえば気持ちは良いが、
    どこか気兼ねなもらい風呂
 
  Dr1

 
 

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