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2016年7月 7日 (木)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3



『小槌(こづち)の柄(え)』 (大分県の民話 )

むかしむかし、大分のある田舎に、
仕事もしないで遊んでばかりいる男がいました。
ある日の事、男が木陰で寝ていると、
働き者のアリがやって来て言いました。
「お前、そうして寝ていても、食べる物は
集まらんじゃろう。早く起きて働け」

すると男は、
「ばか言え、こんなに暑いのに、働くなんて
ごめんじゃ」
男がそう言うと、アリはしばらく考えてから、
こう言いました。
「そんなら、ええことを教えてやろう。


B



この山奥のお宮さんに、大黒さんがいる。
その大黒さんは、振れば何でも欲しい物が出る
打出(うちで)の小槌(こづち)という物を持っておるから、
それを借りて来たらどうじゃ。
そうすれば、働かんで食えるぞ」

「おおっ、振るだけで何でもか!そいつはありがたい」
男は起き上がると、喜んで大黒さんのところへ行きました。
そして、「大黒さん、大黒さん、
打出の小槌とやらをわしに貸してくれんか。
それで食い物を出そうと思うんじゃ」と、頼みました。

すると大黒さんは、
「貸してやってもええが、あいにく小槌の柄が折れとってのう。
その柄は、普通の物では役に立たん。
握るところがくぼんで黒光りするような、
使い込んだクワの柄でなければならんのじゃ」と、
言うのです。

男はそれを聞くと、その日から毎日毎日クワを握って、
「まだ、くぼまんか。まだ、くぼまんか」と、言いながら、
畑仕事を始めたのです。
こうして一年たち、二年たちと、何年も
まじめに働いているうちに、食べ物がだんだんと
家にたまってきたのです。

ある日の事、大黒さんが山からおりて来て、
「くぼんで黒光りする柄は、まだ出来んのか? 
出来たらすぐに、打ち出の小槌を貸してやるぞ」と、
言いました。

すると男は、「ああ、大黒さん。
柄はまだ出来んが、まじめに働いたおかげで
家にはこんなに食べ物がたまった。
それに、働くのが楽しくなった。
だからもう、小槌はいらんようになった」と、
言いました。

するとそれを聞いた大黒さんは、にっこり笑って、
「そうか。それは、めでたい。
どうやらお前の心に、立派な打ち出の小槌が
出来たようだな。これからもまじめにクワを振れば、
欲しい物は何でも出てくるようになるぞ」と、言って、
山に帰って行ったそうです。・・・・

おしまい


孝行もち屋 (日本の昔話)

むかしむかし、きっちょむさんと言う、
とてもゆかいな人がいました。
さて、そのきっちょむさんが、ぶらぶらと一人旅に
出かけた時のことです。

ある町に来てみると、どこかのでっちらしい一人の小僧が、
橋のたもとにたたずんで、しくしく泣いているのです。
子ども好きなきっちょむさんは、すぐに駆け寄ると
声をかけました。

「おいおい、どうして泣いているんだ?」
急に声をかけられて小僧はびっくりしましたが、
きっちょむさんのやさしそうな顔を見ると
安心したのか、涙をふくと事情を話しました。


Moti



「わたしは、すぐそこの、もち屋の小僧で、
重松(しげまつ)というものです。
実は昨日、五郎兵衛(ごろべえ)さんというお金持ちの
ご隠居さんから、お祝いに使うからと、
もちを五十枚用意するようにと頼まれたのですが、
先ほど、出来上がった五十枚のもちを持って
届けに行ったところ、どう数え間違えたのか、
もちは四十九枚しかないのです。
するとご隠居さんが、火の様に怒り出して」

「なるほど。それで、何と言って怒ったんだい?」
「はい、『祝いのもちに、よりにもよって四十九とはなんだ! 
四十九は、始終苦(しじゅうく)と言って、
このうえもない縁起の悪い数だ!』と」
「それは、もっともな言い分だな」

「はい。そこでわたしは、すぐ店に戻って、残りの一枚を
持ってくるといってあやまりましたが、ご隠居さんは、
どうしても聞き入れてくれません。
そして、『こんな縁起の悪いもちは、
早く持って帰れ!』と、もちをみんな突き返されてしました。

しかし、このまま店にもちを持って帰れば、主人から
このもちを、わたしに買い取れと言うに違いありません。
でも、わたしの家は、母一人で貧しい暮らしをしているから、
そんなお金はありません」

少年の足元を見ると、なるほど、てんびん棒と、
もちを入れた箱が積み重ねてあります。
きっちょむさんは、気の毒そうに少年と
もち箱を見比べると、何か良い方法は無いかと
考えました。

「四十九は始終苦で、縁起が悪い数だが、
それを縁起のいい数にするには・・・。そうだ!」
そして名案を思いついて、にこにこしながら
小僧に言いました。

「重松さん、わしがお前と一緒に行って、
そのもちをご隠居さんにおさめてやろう」
「しかし、あのご隠居さんは、頑固な人だから、
一度言い出したら誰が行ってもだめですよ」
「なに、わしにまかせるがいい。それに、
うちの村の庄屋さんもそうだが、そう言う頑固な人を
やり込めるのが、また楽しいんだ」

こうしてきっちょむさんと重松は、五郎兵衛隠居の
家にやってきました。
ところが隠居は、重松の顔を見たとたん、
「しょうこりもなく、またやって来たのか! 
縁起が悪い、帰れ帰れ」と、どなりつけました。

すると後ろにいたきっちょむさんが、ニコニコ顔で
前に進み出ました。
「ご隠居さん、おめでとうございます!」
「はあ? きさまは、誰だ?」
「はい、わたしは重松の兄で、ただいま、
もち屋に手伝いにまいっている者でございます」

「それが、何をしに来た」
「実は、もちは五十枚とのご注文でしたが、
お祝いという事なので、わざわざ一枚少なく持って
あがらせたのでございます」

「何を言う! 四十九は、始終苦(しじゅうく)と言って、
この上もない縁起の悪い数だ。商売人のくせに、
そんな事もわからぬのか!」

「いいえ、ご隠居さん。世の中に四十九という数ほど、
縁起の良いものはありませんよ」
「なぜじゃ!?」
「だって七七、四十九といって、四十九は、
七福神が七組も集まった数ではありませんか」

きっちょむさんがこう言うと、ご隠居さんは、
しばらく考えていましたが、やがてなるほどと思ったのか、
いっぺんに機嫌を直して言いました。

「うーむ、七福神が七組か。確かにこれは縁起がよい! 
気に入ったぞ! よし、早くもち代を払ってやろう。
それに、お前たちにも祝い物をあげよう。
さあ、何なりと望め!」

「それはありがとうございます。ではわたしどもも
縁起が良いように、大黒さまのしきものにいたしますから、
たわらのお米をいただきとうございます」
「よしよし、ではお米を一俵あげよう」

ご隠居さんは、さっそく下男に言いつけて、
お米を一俵、持って来させました。
すると、きっちょむさんは、ご隠居さんに頭を下げて、
こう言いました。

「ご隠居さん、ありがとうございます。でもこれでは、
大黒さまのかたひざ分しかありませんよ。
どの絵を見ても、大黒さまは、二俵並べて、
座っておられます」

「あっ、なるほど。しかしお前、ただのもち屋ではないなあ」
ご隠居さんは、きっちょむさんのとんちに感心しながら、
また一俵を持って来させました。
こうして無事にもちをご隠居さんに収めたどころか、
お米を二俵も手に入れたきっちょむさんは、
深々と頭を下げてお礼を言う重松に、

「それはそうと、おれはまだ旅の途中だから、
こんな重たい物はいらないよ。
では、がんばりなよ」と、二俵とも重松にやり、
また旅を続けたという事です。・・・・

おしまい・・・



信じれば真実、疑えば妄想・・・

『声帯が潰れて、声が出ないはずの猫が、
突然鳴き出した!。。。』






誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ……。



Mituo

 人の為 と書いて、

 いつわり(偽) と

 読むんだねぇ







鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる


時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる    

   

    P R

 
      カビの生えない・きれいなお風呂
 
        お風呂物語
 
  入れてもらえば気持ちは良いが、
    どこか気兼ねなもらい風呂
 
 
Set1

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