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2016年8月31日 (水)

妄想劇場・特別編

妄想劇場・特別編

信じれば真実、疑えば妄想……



Mituo

 

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【賢者の知恵】知られざる深層レポート


 トヨタと日産、大衆車50周年の系譜をたどる
「カローラ」と「サニー」何が明暗を分けたのか?


2016年は「大衆車50周年」
今から半世紀前の1966年。日産自動車の「サニー」と
トヨタ自動車の「カローラ」が相次いで登場し、
「大衆車元年」と呼ばれてから今年は「大衆車50周年」といってもいい
節目に当たる。       
      

カローラは1969年から2001年まで国内の車名別販売台数
(軽自動車を除く)で33年連続トップ。
近年は「プリウス」「アクア」といったトヨタのハイブリッド専用車の
大ヒットに押されているものの、ハイブリッド仕様の設定や
安全装備の充実、デザインの洗練などによって魅力を保ち、
軽自動車を除く車名別新車販売ランキングでは
上位の常連となっている。。       

一方のサニーは、12年前の2004年に日本市場からは消滅。
そのコンセプトはタイで生産し日本に逆輸入してきた「ラティオ」が
引き継いできたものの、すでに輸入は中止。
日本国内は在庫販売のみになっている。
今年中にもラティオの日本販売は終了する見込みだ。
サニーから続いた日産の小型セダンの系譜が50年目という節目で
途切れる。       

カローラとサニーの明暗はどこで分かれてしまったのか。?
      
第2次世界大戦直後は原動機付き自転車だった国民の足は、
その後の高度経済成長に合わせてオート3輪を経て、
4輪車へと移行していく。といってもサラリーマンにとってクルマは
高嶺の花であり、自営業者が仕事で使う車両を休日に
レジャーに使うパターンが多く、売り上げの主力は
ライトバンと呼ばれる小型商用車だった。
      
1960年を迎える頃になると転機が訪れる。
それまで「ダットサン」の名前で小型車を販売してきた日産は、
1959年のモデルチェンジを機に新たに「ブルーバード」という名称を与えた。

トヨタは2年前にダットサンのライバルとなる「コロナ」を誕生させると、
1961年にはその下に、700ccの空冷水平対向エンジンを積んだ
革新的な小型車「パブリカ」を用意した。
しかしコロナやブルーバードは、多くの大衆にはまだ手が届かなかった。
一方パブリカは、空冷2気筒エンジンやシンプルな仕立てが、
経済成長が始まった当時の日本ではあまり支持されなかった。

そこで日産はブルーバードよりひとクラス下、
トヨタはパブリカよりひとクラス上の開発に取り掛かる。
これが同じ1966年に発表されたサニーとカローラだった。
      
サニーvs.カローラ
      
デビューはサニーがひと足早く4月だった。
当時日産では、トヨタが同じクラスの新型車を開発しているとは
思わなかったらしい。しかしトヨタは逆だった。
しかもサニーのエンジンが排気量1リットルで登場するという
情報を掴むと、エンジンの排気量を1.1リットルに拡大することを決断する。

そして10月。カローラは「プラス100ccの余裕」という、
サニーをライバル視したキャッチコピーとともに発表された。
それまでの自動車業界のライバル関係と言えば、ブルーバードと
コロナが有名で、「BC戦争」とまで言われた。

そこにサニーvs.カローラという対決の図式が加わった。
メディアはいち早く「大衆車元年」という新しい言葉を作り出し、
それが一般的になった。

当時、他にも同じクラスの国産車はあった。
1963年には三菱自動車工業(当時は新三菱重工業)の
「コルト1000」、1964年にはマツダの「ファミリア800」、
1966年には富士重工業(スバル)の「スバル1000」が生まれている。

しかしこの3メーカーは、いずれも軽自動車を生産していた。
日産とトヨタはそうではない。
2社が大衆車を送り出したことは、特別な出来事だったのだ。

走りは対照的だった。625kgという軽量ボディと56馬力を発生する
1000ccエンジンを生かして軽快にキビキビ走るサニーに対し、
710kgのカローラは1100ccで60馬力エンジンがもたらす
余裕の加速感と落ち着いたハンドリングが特徴だった。

デザインも、シンプルなラインを用いた正統派3ボックスのサニーに対し、
スロープしたトランクや立体感のあるボディサイドなどに
より豊かさを演出していた。
トヨタとしてはパブリカでの反省からこうした造形を与えたのだろう。

1969年にはカローラが年間最多販売車種に


それが経済成長真っただ中にあった日本国民の望む姿であり、
プラス100ccの余裕とともに、販売競争を優位に進める要因になった。
それまで国産乗用車の年間最多販売車種はコロナだったが、
1969年にはカローラがその座に就いた。

サニーとて頂点の座を諦めたわけではなく、1971年に発表された
2代目では排気量1.2リットルエンジンを搭載し、ボディサイズも拡大して、
「隣りのクルマが小さく見えます」というキャッチコピーとともに、
対抗する姿勢を見せていた。

しかし数カ月後に登場した2代目カローラは1.4リットルや
1.6リットルも用意して、引き離しにかかった。

ボディはどちらも初代からセダンとクーペがあったが、
カローラは3代目でハードトップを追加するなど、
バリエーションの数でもつねに優勢だった。
ただしワゴンについては1979年発表のサニー・カリフォルニアが
先行した。前輪駆動やターボの採用もサニーが先駆けていた。

バブル景気で車にも変化が

ソニー損保では1986年から昨年までの乗用車年間販売台数
ランキングを発表している。
それによれば、1986年は1位がカローラ、2位がサニーと
ライバル関係にあったが、翌年になると、トヨタのマークIIや
クラウンなどが間に割って入るようになる。

バブル景気の影響だろう。さらにバブルが崩壊した1993年以降は、
日産の稼ぎ頭はサニーから、より小型のハッチバックボディを持つ
「マーチ」や「キューブ」に切り替わっていく。

バブル景気の影響

その間サニーは、1990年に発表された7代目でクーペを別車種として
ラインナップから切り離し、ワゴンのカリフォルニアも6年後に
「ウイングロード」という名前で独立させ、セダンだけになっていた。
そのセダンも2004年に登場した新型セダン、「ティーダ・ラティオ」と
入れ替わるように販売を終了した。

カローラも2000年登場の9代目でクーペが消滅し、
ワゴンは「カローラ・フィールダー」と名乗ることで、
カローラのイメージを薄めていた。
2年後には年間販売台数トップの座をホンダ「フィット」に奪われた。

それでもトヨタはその後もカローラの名前は残した。
しかも2006年のモデルチェンジでは、国内向け5ナンバーと
海外向け3ナンバーの、2種類のカローラを作り分けている。

一方のラティオもまた、ベースとなったハッチバックのティーダ同様
5ナンバーだが、当初からグローバルモデルとして企画された。
1999年にルノーとアライアンスを組んだ日産は、
カルロス・ゴーンCEOの指揮のもと、グローバル重視の
姿勢を強調していく。サニーもその中に組み込まれ、
ティーダ・ラティオとして再出発したのだった。
その傾向が、2012年に行われた2台のモデルチェンジで、
いっそう顕著になった。

セダンタイプの「カローラ」は海外向けとの作り分けがいっそう進み、
プラットフォームを格下のヴィッツと共通とした。
ボディサイズも歴史上初めて全長が短くなった。
しかし1.3リットルから1.8リットルまで3種類の直列4気筒エンジンを用意し、
マニュアルトランスミッション(MT)や4WDを残すなど、
ワイドバリエーションは維持していた。

一方の日産は、ティーダの日本での販売を終了し、ラティオのみを残した。
こちらも旧型より全長がやや短くなったが、それ以上のニュースは
マーチに続き、タイで生産される輸入車となったことだ。
しかも発表はサニーの名を復活させた中国が最初で、
東日本大震災の影響もあり、日本でのデビューは
北米や豪州の後となった。
パワートレインは1.2リットルの3気筒とCVTの組み合わせに
絞り込まれ、4WDの設定はなくなってしまった。

カローラの強み

乗用車の年間販売台数では、すでに2009年から
ハイブリッド車のプリウスがトップの座にあり、
ガソリンエンジンを積んだセダンがベストセラー争いをする時代は
終わっていた。

それでもカローラはベスト10圏内に留まっており、
ベスト30にすら入らないラティオとの差は大きく広がっていた。
2車種ともユーザーの平均年齢は60歳代と、かなり高い。
その中でカローラが日本専用車として作り続けられ、
落ち着いた水平基調のデザインを採用し、慣れ親しんだ
4気筒エンジンを積み、MTや4WDが選べるところが、
根強い支持につながっているのかもしれない。

時代の変化にも巧みに対応

さらにカローラは、時代の変化にも巧みに対応した。
2013年にはハイブリッド車を追加し、2015年には
運転支援システムを装備するなど、時流に沿った進化を続けたのだ。
その結果、2012年の年間販売台数では8位だったのが、
2015年には4位と、むしろ順位を上げている。

一方のラティオは2014年にマイナーチェンジを実施しているが、
フェイスリフトと安全装備の充実が主であり、力不足という声が多かった
パワートレインに手は入らなかった。安全装備に
運転支援システムは含まれず、後席ヘッドレストは2席分のみであるなど、
水準に達していない部分もある。

そして今、ラティオのウェブカタログには、「一部、仕様・
グレード・カラーについては、生産上の都合でご用意できない
場合がございます」という注釈があり、7色あったボディカラーは
すべて無彩色系の3色に減っている。販売終了は間近に見える。

日本で買える同クラスのセダンとしては、他にホンダ「グレイス」、
マツダ「アクセラ」、スバル「インプレッサ」がある。
すべてグローバル展開を前提とした車種となっており、
アクセラとインプレッサは3ナンバーボディとなっている。

こうして見てくると、カローラの日本市場へのこだわりが、
並々ならぬレベルであることが分かる。
なにしろカローラ店という、車名を冠した販売店すらあるのだから。
世界一の自動車会社の余裕と言えばそれまでだが、
その余裕の一部をおひざ元の日本市場に振り分けているトヨタと、
外資のもとでグローバル戦略を志向する日産との違いを
象徴しているようでもある。
。・・・

Author :森口 将之 :モビリティジャーナリスト



大人の雑学 5




こうして、こうすりゃ、こうなるものと、
  知りつつ、こうして、こうなった



時は絶えず流れ、
  今、微笑む花も、明日には枯れる






 P R

     カビの生えない・きれいなお風呂

      
お風呂物語 

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂


Diy

『お風呂物語』が選ばれる理由がここにあります。


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