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2016年8月26日 (金)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


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鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる



むかしむかし、ある島に、牛をとても可愛がっている男がいました。
男は畑仕事が終わると、いつも海で牛の体を洗ってあげるのです。

B15
      
      
       不思議な岩穴
      
       鹿児島県の民話
      
      
      
      


ある日の事、いつものように牛を洗ったあと、男は急に
眠たくなったので、岩に座ったまま眠り込んでしまいました。
「モウー」しばらくして牛の鳴き声に目を覚ました
男が牛の方を見てみると、なんと牛が岩穴の中へ
引き込まれているのです。

「ま、待て、おらの牛が」男はあわてて牛の首のつなを
引っぱりましたが、いくら引っ張ってもびくともしません。
(これは、どういう事だ?)男が、ふと下を見るとどうでしょう。
ものすごい数のアリが集まって、牛を岩穴に運んでいるのです。

「なにくそ! アリなんかに、負けるものか!」
男は力一杯つなを引っぱりましたが、引っ張り出すどころか
反対に自分までずるずると岩穴の中に引きずり込まれてしまいました。
(ああ、もう駄目だ!)

そう思った時、あたりがパッと明るくなりました。
「おや? ここはどこだ?」
何とそこは広々とした原っぱで、きれいにたがやした畑があります。
男がぽかんとしていると、畑にいた人がそばへやってきて言いました。
「すみませんが、あなたが眠っている間に牛を貸してもらいました。
おかげで、畑をたがやす事が出来ました」

畑の人はにこやかに言ったのですが、男は怖くてたまりません。
「助けてください! 牛はあげますから、どうか命ばかりは!」
すると畑の人は、「いやいや、命を取るなんてとんでもない。
あなたが連れてきてくれた牛のおかげで、畑がたがやせたのです。
さあ、少ないですがこれはお礼です。
どうぞ、受け取ってください」と、たくさんのお金を差し出しました。

そのお金は、牛が何頭も買えるほどの大金です。
「えっ? 牛を貸しただけで、こんなに?」
「はい。ただしここで見た事は、だれにも言わないでくださいね。
そのかわりお金がなくなったら、いつでも取りに来て
かまいませんから」

気がつくと男は、牛と一緒に岩穴の外にいました。
それから男は何度もお金をもらいに行って、
たちまち大金持ちになりました。

ある日の事、男の友だちが尋ねました。
「お前、どうして急に大金持ちになったのだ?」
「ああ、実はな」男は誰にも言わないという約束を忘れて、
友だちに岩穴の事を話したのです。

「まさか。そんなうまい話、誰が信じるものか」
「本当だとも。なんなら今から、その岩穴へ連れて行ってやる」
男はそう言うと、友だちを岩穴のところへ連れて行きました。
「さあ、ここだ。この岩穴に・・・。ああっ!岩穴がふさがっている!」

何と岩穴がふさがっていて、どうやっても中へ入る事が
出来なかったのです。
その後、男は何をやっても不運続きで、
ついには前よりもひどい貧乏になったという事です。・・・

おしまい・・・


B23
      
 弘法の衣(弘法大師)

      
 山梨県の民話
      
      
      
むかしむかし、外見だけで人を判断する、とても心のせまい
お金持ちの主人がいました。
ある日の事、みすぼらしい姿のお坊さんが、このお金持ちの家へ
托鉢(たくはつ)にやって来たのです。

お坊さんがお金持ちの大きな家の前に立って鐘を鳴らして
お経を読み始めると、家の中から主人が出て来て、
お坊さんをじろりと見て言いました。
「ふん、乞食坊主(こじきぼうず)が。いくらお経を読んでも、
お前みたいな汚らしい奴にやる物はないぞ。
とっとと、出て行け!」「・・・・・・」

お坊さんは黙って頭を下げると、そのまま立ち去りました。
さて次の日、同じ家に今度は立派な袈裟衣(けさごろも)を着た
お坊さんが立って、鐘を鳴らしてお経を読み始めました。
すると、それを見た家の主人はびっくりして、
「これはこれは、お坊さま。あなたの様な立派なお方が、
こんなところではもったいのうございます。
ささ、どうぞ家に上って下され」と、お坊さんを家の中へ通したのです。

主人は家の者に山の様なぼた餅を用意させると、
お坊さんの前に差し出しました。
「大した物は用意出来ませんが、どうぞ、お召し上がり下さい」
すると、お坊さんは、「これはこれは、どうもご親切に」と、言いながら、
そのぼた餅を手に取って、キラキラと光る袈裟衣へ
ベタベタとなすりつけました。

それを見た主人は、びっくりして言いました。
「お坊さま。せっかくのぼた餅を、何ともったいない。
その上、その立派なお衣まで汚されてしまうとは」

するとお坊さんは、すました顔で言いました。
「ご主人は覚えていないかもしれませんが、
わしが昨日来た時、あなたはわしのみすぼらしい姿を見て、
わしを追い返されました。そして今日はわしのこの衣を見て、
この様にごちそうまでしてくださる。

昨日のわしも、今日のわしも、同じわしじゃ。
ただ違うのは、身にまとうておる衣だけじゃ。
家に上げてぼた餅を出してくれたのは中身のわしではなくて、
わしが着ているこの衣ではないのか?

そこでわしは、このぼた餅を衣に食わせてやったのじゃ。
では、これにて失礼する」お坊さんはそう言うと、
そのまま旅に出てしまいました。

後になってお金持ちの主人は、このお坊さんが
有名な弘法大師だった事を知ると、
人を外見だけで判断する自分を深く反省しました。
そしてそれからは誰にでも優しく接する、
とても心優しい主人になったと言う事です。

おしまい・・・



信じれば真実、疑えば妄想・・・


『待ちきれずに・百物語 』





誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ……。



Mituo

 人の為 と書いて、

 いつわり(偽) と

 読むんだねぇ






時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる    

   

    P R

 
      カビの生えない・きれいなお風呂
 
        お風呂物語

 
 
入れてもらえば気持ちは良いが、
    どこか気兼ねなもらい風呂
 
  Diy_3


『お風呂物語』が選ばれる理由がここにあります。
 

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