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2016年8月 5日 (金)

史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3



『 日本の昔話 』 じょうるり半七

B141

むかしむかし、ある村に、半七(はんしち)という、
じょうるり(→物語を語ること)好きの若者がいました。
自分ではそこそこ上手なつもりですが、
誰も半七のじょうるりをほめてくれません。
そんなある日のこと。半七のところへ山奥から、
一人のお百姓(ひゃくしょう)がたずねてきました。

「半七さま。わしには、よく働く娘が一人おります。
その娘が今度、婿(むこ)をとることになりました」
「はあ、それはおめでたいことで」
「その祝いに、ぜひとも半七さまにじょうるり
語っていただきたいのでございます」
「へっ? わたしの? ・・・
はいはい!喜んで引き受けましょう」 

あくる朝、半七は教えられた山へと出かけました。
「確かに、この道で間違いないはずだが」
長い間歩きましたが、いくら歩いても頼まれた
百姓の家が見つかりません。
「もしかして、道を間違えたかな?」
辺りがだんだん暗くなってきて、半七が心細くなった頃、
ようやく向こうの山に明かりが見えました。
「ああ、あそこにちがいない」

明かりを目指していくと立派な百姓家があって、
にぎやかな人の声が聞こえてきます。
半七が屋敷をのぞくと、昨日のお百姓が
羽織(はおり)はかまで現れて、
「これはこれは半七さま。さあさあ、どうぞこちらへ」と、
半七を屋敷の奥に案内しました。
屋敷の広い座敷(ざしき)には、百姓の女房や娘夫婦、
そして近所の人たちが集まっており、
すでににぎやかな酒盛りが始まっていました。

お百姓は半七を座敷の上座(かみざ→
目上の者が座る席)に案内すると、おいしい料理や
お酒をどんどんすすめました。
これほどていねいなもてなしを受けたのは初めてで、
半七はすっかりうれしくなりました。
そして自慢のじょうるりを、いつもより心を込めて語りました。

みんなは半七のじょうるりがあまりにも見事なので、
すっかり聞きほれています。そして一段が語り終わると、
「どうぞ、もう一段」そこで、また一段を語り終わるとまた、
「ぜひ、もう一段」と、何度も何度ものぞまれました。
何度も何度も語るうちに、半七は自分でもビックリするほど
うまく語る事が出来るようになっていました。
ようやく語り終わった半七は、夜もふけていたので
この家に泊まる事になりました。

半七は、今まで寝たこともないようなフカフカの
上等のふとんで、ゆっくり眠りました。
「ああ、芸というものは、ありがたいものじゃ。
こんなに良い目にあえるとは」
次の朝、半七は目を覚ましてビックリです。

「これはまた、どうした事じゃ?」
半七はフカフカの上等のふとんではなく
わらの上に寝ていたのです。あたりを見回すと、
そこは立派な百姓家ではなく、ボロボロの
ひどいあばら家でした。「もしや、これも?」
半七がお礼にもらった祝儀袋(しゅうぎぶくろ)を開けてみると、
中からヒラヒラと一枚の木の葉が落ちてきました。

里に戻った半七は、この不思議な出来事を村一番の
物知りじいさんに話しました。すると、物知りじいさんは、
「半七や。わしが若い頃もタヌキが人間に化けて、
山奥から芝居をしてくれと頼みに来たことがあったわ。
お前も、タヌキの婚礼(こんれい→結婚式)に
呼ばれたのじゃろう」

「なるほど、そうかもしれん。
それにしても、ようまあ、あんなに身を入れて
聞いてくれたもんじゃ。ありがたいことじゃ。
ありがたいことじゃ」半七はだまされながらも、
あの晩の事をとてもうれしく思い、
それから芸にもいっそうはげむようになりました。

この事があってから、半七のじょうるりは
大変な人気をよんで、
『竹本狸太夫(たけもとたぬきだゆう)』と
呼ばれるようになりました。そして遠くの町からも、
じょうるりを語ってくれと呼ばれるようになったそうです。

おしまい


「お月さまのお使い 」  (高知県の民話)

むかしむかし、ある山の上で、ウサギの兄弟が
歌を歌いながら餅をついていました。

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♪ウサギのもちつき ぺったんこ
♪ぺたぺたぺたぺた ぺったんこ
♪おいしいもちが つけたなら
♪お月さまに あげたいな
するとそれを聞いたサルが、よだれをこぼしながら
考えました。

(なんて、うまそうな餅だろう。どうにかして、
あの餅を手に入れる方法はないかな?)
そこでサルは、偉そうに胸を張ってウサギたちの
前に出て行き、 「これ、そこのウサギたち。
わたしは、お月さまのお使いじゃ。
さっき、そのお餅をお月さまにあげたいと
申しておったが、わたしがそのお餅をお月さまに
届けてやろう」 と、言いました。

するとウサギの兄弟は、 「そいつは、ありがたい」
「ぜひ、お月さまに届けてください」 と、大喜びで
一生懸命に餅をつきました。
ところがあんまりつきすぎたため、餅が
うすにくっついてしまい、どうやっても離れないのです。

それを見て、サルが言いました。
「早くしないと、お月さまに届けてやらないぞ」
「はい。ただいま」
ウサギの兄弟はあわててうすから餅を引っ張り出そうと
しますが、餅はなかなか離れません。
イライラしたサルは、ウサギの兄弟に言いました。
「ええい、仕方がない。

それではうすごと、お月さまにお餅を届けてやろう。
背負うから、それをわたしの背中に乗せてくれ」
「はい」 「それでは」
ウサギの兄弟がサルの背中にうすを乗せると、
サルはとたんに走り出して、赤い舌をペロリと出しながら
言いました。 「えっへへ、うまくいったぞ。
ばかなウサギめ、こんな所にお月さまの使いが
いるはずないのに。さあ、あとでゆっくり食べよ」

サルは小声で言ったのですが、ウサギは耳が大きいので、
その小声が聞こえたのです。
「なんだって! よくもだましたな!」
「こら、待てえ! このうそつきザルめ!」
怒ったウサギの兄弟は、サルを追いかけました。
「ふん、だれが待つもんか!」
サルは重いうすを担いで、必死に走っていきました。
でも、ウサギは足が早い動物なので、やがてサルに
追いついて言いました。

「サルさん、サルさん。そんなに走ったら転んでしまい、
せっかくのお餅が泥だらけになってしまうよ」
「そうだよ。もう怒っていないから、走るのをやめなよ。
お餅を、半分こにしてあげるからさ」

「えっ? 本当に、半分くれるのかい?」
「ああ、やるとも」
「約束するよ」 それを聞いてサルはほっとして、
足を止めてうすを地面に降ろしました。
そのとたん、ウサギの兄弟はサルのお尻を思いっきり
蹴飛ばしました。

「このうそつきザルめ!」
「だれがお前なんかに、お餅をあげるものか!」
するとサルは山道をコロコロ転がっていき、
お尻をすりむいて、お尻がまっ赤になっていしまったのです。
それからです、サルのお尻が赤くなったのは。・・・

おしまい・・・



信じれば真実、疑えば妄想・・・


『日本昔話 三年寝太郎 。』




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ……。



Mituo

 人の為 と書いて、

 いつわり(偽) と

 読むんだねぇ







鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる


時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる    

   

    P R

 
      カビの生えない・きれいなお風呂
 
        お風呂物語
 
  入れてもらえば気持ちは良いが、
    どこか気兼ねなもらい風呂
 
  Diy

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