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2016年8月 8日 (月)

信じれば真実、疑えば妄想

信じれば真実、疑えば妄想


時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる



Mousou2111

 人の為(ため)と書いて
 いつわり(偽)と読むんだねぇ

 誰にだってあるんだよ、
 人には言えない苦しみが。

 誰にだってあるんだよ、
 人には言えない悲しみが。






ハーメルンの笛吹き男~
~子供の集団失踪事件と童話に隠された真実~


ドイツ北部にあるハーメルンは、人口6万ほどの静かで小さな
観光都市である。ハーメルンは、職人の町としても知られており、
中世ではハンザ同盟の一員でもあった。

また、この町は、ハーメルンの笛吹き男の童話の
町として知られている。
今から7百年ほど前、この童話の元になったミステリーが起きたのだ。
それは、実に不可解な事件であった。
大量の子供が突如として消え失せてしまったのである。
子供たちは、まるで神隠しにでも合ったように、ある日、
忽然と消え失せてしまったのだ。しかし、
ここに興味深い一つの仮説がある・・・。

* 奇妙な現象 *

ある日、一人の男が、完成したばかりの笛を試し吹きしていた。
男は楽器職人だった。試し吹きをするにつれて、男は
この笛を吹きだすと、決まって部屋中の押し入れや
天井裏がガタガタとうるさく鳴り出すのに気がついた。
不審に思って調べてみると、果たして、騒いでいるのは、
家中のネズミで、彼らは笛の音が鳴り出すと、
苦しげに部屋中を暴れ回っているのであった。

ネズミの聴覚には、我々人間には聞こえぬ特殊な音波が
聞こえるらしく、ある種のサイクル音を極端に嫌って
逃げ出す習性のあることが知られている。

現在でもネズミを駆除する有力な方法として、
この習性を利用したものが多い。
つまり、屋根裏などにネズミの嫌う音波を出す装置を
仕掛けるのである。こうすると、ネズミがこの種の音を嫌って
逃げ出すのである。

男は、ネズミが嫌う音を出す笛を偶然発明したのであった。

男は、まもなくうまい商売を考案した。
カゴの中にネズミを入れ、見せ物として村々を回り見物料を
もらうというわけである。
男はネズミを踊らせる魔法の笛と称して売り込んだのである。
この笛を吹けば、ネズミが嫌がってかごの中で暴れ回ったり、
チューチューと悲鳴に近い泣き声を上げて飛び跳ねるのである。
ネズミの騒ぎまくる様子が面白いので、男は、
いい見せ物になると考えたのだ。

実際に、実行に移すと大成功だった。
村人たちは、この面白い見せ物が来ると、家族総出で
見物に出かけた。

ある日、男の噂を伝え聞いた村人が、
男にこんな話を持ちかけた。

「あんたは、ネズミの心を自由に操れる魔法の笛を
吹けるんだってね。
この村では、ネズミが異常発生して大変困っている。
一つ、あんたの力でネズミどもを魔法の笛で操って
追っ払ってくれないだろうか?」
それを聞くなり、男はお安い御用だとばかり快く承諾した。

男は、村の一件一件を訪問して笛を吹き鳴らし、
ネズミどもを追い払ってしまおうと考えた。
その際、ネズミが再び戻って来ないように、
外に仕掛けをつくっておいた。

中には、ネズミの餌になるものをうんと入れておく。
こうすれば、外に追い出されたネズミは、すべてこのカゴの中に
おびき出されるのだ。
何件か回ると、かごの中はネズミで一杯になってしまった。
男は、ネズミが一杯になると、カゴを近くの川に持って行き
それらを水中に沈めて殺した。

この作業を繰り返すうちに、ネズミは村からほとんど
いなくなってしまった。
男は、無事に終わったとばかり報酬を要求した。
しかし、村人たちは報酬を支払うことを拒否した。

なぜならば、ネズミはいなくなったはいいが、
家の飼い犬やあひる、ニワトリ、さらには、豚などの
家畜の様子がおかしくなってしまったというのである。

ニワトリは卵を生まなくなるし、真夜中に鳴き出す始末で、
犬は狂ったように主人にも吠えまくる。
おまけに小さな子供は、引きつけを起こしたり、
興奮状態になり、わけもなく泣きわめくわで
手がつけられないというのだ。
彼らは、男の吹く笛のせいだと言うのである。

どうやら、男の発明した笛は、ネズミのみならず、
犬、猫、鳥、と言った他の動物にも影響を
与えるようであった。

さらに、動物のみならず人間、それも、
4才以下の幼児に限って影響を与えるらしいのである。
子供の多くは、催眠術にかかったようにフラフラと
躍り出したり、目をひんむいて引きつけ状態になったり、
異様な行動をとることもわかった。
そして、この現象は、しばらく続くようであった。

報酬が支払われないことに、腹も立ったが、
村人の苦情も当然のように見えた。
そこで、男は、復讐と金儲けの両方を兼ねて一計を案じた。

子供たちを魔法で直すからと言って連れて来させたのだ。
そして、今夜一晩、自分に任せてもらえれば必ず
治してみせると宣言した。

この時代は、合理性などよりも、魔法と迷信が
優先する時代だったので、人々は男の言う言葉を
手も無く信じ込んでしまった。そして、
一晩、男に預けることにした。

翌朝、村人が男のもとに行ってみると、男の姿はなく
家はもぬけの殻だった。それどころか子供たちも
人っ子一人いなくなっていた。周囲を探したが、
何の手がかりも見つけることが出来なかった。
それは、1284年、6月24日の出来事だった。・・・・

* 子供たちの身に何が起きた? *

この話は、架空のもので作り話に過ぎない。
恐らく真実はもっと意外で奇妙でねじれたものだったのだろう。
連れ去られた子供たちが、果たしてその後、
どういう運命をたどったのかはわからない。・・・・

だが、この当時は、子供がしかるべきところで高値で
取り引きされている時代であった。
また、子供十字軍が起きた時代でもあった。
奴隷商人たちは、あの事件以来、味をしめていた。
子供十字軍は、彼らにとって、巨額の利益を持たらす
恵みの雨のようなものだったのだ。

一度に、何百何千という子供が向こうから
やって来てくれるのである。まさに、
濡れ手に粟のつかみ取りのような存在なのであった。
彼らにとってみれば、純真な子供をだまして
船に乗せる事など朝飯前だったのである。

かくして、地中海沿岸部の港には、奴隷商人たちの船が
多数出入りするようになっていた。
そこに、子供たちを持って行けば、奴隷商人たちが
確実に高値で買い取ってくれるのだ。
彼らは、子供たちを買い取ると、それをエジプトなどで
売りさばいて大儲けしようともくろんでいた。

とりわけ、器量のいい子供は高値で売れ、
宦官にすれば、さらに十数倍の値がついた。
宦官にするには、幼いうちの方がいいので
特に4才以下の幼児が喜ばれたという。

また、中世の時代は、黒魔術、黒ミサが流行っていた
時代でもあった。

黒魔術の儀式では、常に幼い子供の臓器や血が必要とされ、
狂信した信者が、子供の肉を食らうことすらあった。
このようなところでは、生け贄となる子供はいつも
高値で買い取られていた。

かくして、子供の需要は高いものがあったのである。
では、子供たちは、奴隷商人たちに奴隷として
売られてしまったのだろうか? 

それとも、悪魔崇拝者に生け贄して売り飛ばされたのであろうか? 
あるいは、有名なジル・ド・レー男爵のような性的倒錯者に
まとめ買いされたのであろうか? 
いろいろ推測出来るがすべて想像の域を出ない。

村の子供130人が忽然と姿を消した史実があるのみである。
彼らは二度と村には帰っては来なかった。
ただ、それだけの短い簡潔な記録があるだけだ。・・・

やがて、この事件には様々な尾ひれが加わっていった。
そして、ミステリーは噂となり伝説となってメタモルフォーゼされ、
メルヘンの世界に吸収されていった。・・・・

現在、ハーメルン市には、道端で笛を吹き鳴らしてはならぬという

れっきとした法律があるそうです。


Author :後藤樹史(不思議館 )
http://www.cosmos.zaq.jp/t_rex/profile.html




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