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2016年9月15日 (木)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、 今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3_4


鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる


B29_2



     聞き違い

     島根県の民話
   

     むかしむかし、お医者さんの家で
     働いている男がいました。
     いつも言われた事を忘れたり、
     聞き違えたりするので、
     みんなからは『おろか者』と
     呼ばれていました。

 

 
   


    ある日、魚屋が魚を売りにきました。
    おろか者は、お医者さんのところへ行って「魚屋が、
    魚を売りにきた」と、言いました。
    「よしよし、それなら一匹買って、料理しておくれ」
   
    そこでおろか者は魚を一匹買いましたが、でもどうやって
    料理したらいいのかわかりません。
    「煮ても焼いてもいいから、お前の好きなように料理してくれ」
   
    そこでおろか者が包丁で魚を切ろうとすると犬が一匹やってきて、
    ワンワンとほえました。「しっ、あっちへ行け」追い払っても、
    犬はほえるばかりです。おろか者はすっかり困ってしまい、
    お医者さんのところへ行きました。
   
    犬が来てワンワン鳴くけど、どうしたらいい?」
    何だ、またあの犬か。かまわないから、頭でも
    一発食らわせてやれ」
    お医者さんは犬の頭を殴れと言ったのですが、
    おろか者は聞き違いをして、(そうか、頭を食らわせれば
    いいんだな)と、魚の頭を切って、犬に投げました。
   
    犬は大喜びで、魚の頭を食べました。ところが食べ終わると、
    犬はまたワンワンほえました。
    「この欲張りめ」おろか者が犬を追い出そうとしても、
    犬ははなれようとはしません。
    おろか者は、またお医者さんのところへ行きました。
   
    「頭を食らわせたのに、まだワンワンほえている。
    どうしたらいい?」
    「頭がだめなら、まん中のところを思いきり食らわせてやれ」
    (いいのかな?まん中のところなんか食らわせて)
    おろか者は不思議そうに首を振りながら戻ると、
    魚のまん中を切って犬に投げました。
   
    犬は大喜びで、魚を食べました。これで残っているのは、
    魚の尻尾だけです。
    それでも犬は、尻尾が欲しくてワンワンほえました。
    「お前は、なんて欲張りなんだ」おろか者は、
    またまたお医者さんのところへ行きました。
    「頭もまん中も食らわせたのに、まだワンワンほえている。
    どうしたらいい?」
   
    お医者さんはとうとう腹を立て、大声で言いました。
    「いいかげんにしろ! 頭もまん中も食らわせて逃げないなら、
    尻尾をつかんで思いっきり遠くへ投げとばせ」
    (なるほど。遠くへ投げとばせばいいんだな)
    おろか者は戻ってくると、残っている魚の尻尾をつかんで
    庭へ出て、思いっきり遠くへ投げつけました。
    犬はそれを見てかけ出すと、落ちた魚の尻尾をくわえて
    そのまま逃げてしまいました。
   
    「やれやれ、これでやっと静かになったぞ」
    おろか者は、ほっとしました。
    さて、しばらくすると、お医者さんがやってきて言いました。
    「どうだ、魚の料理は出来たか?」
    するとおろか者は、にこにこして答えました。
    「はあ、だんなさまの言う通り、犬に頭を食らわせ、
    まん中を食らわせ、尻尾を遠くへ投げたら、
    犬はやっといなくなった」
   
    それを聞いたお医者さんは、びっくりです。
    「なに、犬に魚を食らわせただと! 
    わしが食らわせろと言ったのは、殴れという事だ。
    そして尻尾をつかんで投げるのは、魚ではなく犬の方だ!」
    「はあ、それならそうと、言って下さればいいのに」
    「・・・・・・」
    お医者さんはあきれて、それ以上は何も
    言えなくなってしまいました。・・・
   
    おしまい



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     涼み袋 
     高知県の民話 

   
     むかしむかし、一人の侍が
     お供を連れて、
     山道を歩いていました。
   
   
   
   
    とても暑い日だったので、侍もお供も全身汗だくです。
    「暑いな」 「はい、まったくです」 しばらく行くと、峠に
    一軒の店がありました。その店の看板には、《涼み袋あり》と、
    書いています。「ほほう。涼み袋とは、いかなる物であろうか?」
   
    「さあ? とりあえず、寄ってみましょうか」 
    二人が店に入って行くと、小ざっぱりした身なりのおじいさんが
    ニコニコしながら出迎えました。
    「いらっしゃいませ。お暑い中、大変でしたでしょう」
    お茶を差し出すおじいさんに、侍が尋ねました。
   
    「これ、表の看板に《涼み袋あり》とあるが、その涼み袋とは、
    いかなる物だ?」
    「はい、涼み袋とは冬場に山の冷たい風を詰め込んだ、
    不思議な袋でございます」
    「ほほう。よくわからぬが、二袋ばかりもらおう」
    「はい、ありがとうございます」侍はおじいさんから紙袋を受け取ると、
    それをお供に持たせてふもとの宿に行きました。
   
    お供を呼んで言いました。「峠の店で買った《涼み袋》というやつ、
    国の土産に持って帰ろうと思っていたが、
    こうも暑くてはがまん出来ぬ。すまんが、一袋持って来てくれんか」
   
    「はい。ただいま」お供が涼み袋を一袋持って来たので、
    侍はその袋の口を開けてみました。
    すると袋の中から、とてもひんやりとした涼しい風が
    吹き出して来て、あっという間に部屋中を涼しくしてくれたのです。
   
    「おおっ、これは良い物を買った」涼み袋のおかげで、
    侍はぐっすり眠る事が出来ました。
    さて、こちらはお供の部屋ですが、この部屋は風通しが悪くて
    侍の部屋以上に寝苦しい部屋でした。お供はだらだらと
    汗をかきながら、一睡も出来ません。
   
    「うーん、こうも暑くては、寝るどころではないぞ。
    明日も朝早くから、長く歩かなくてはならんのに。・・・
    よし、おらも一つ、涼み袋を使ってみようか。
    少しだけなら、ばれないだろう」
   
    こうしてお供は、残った涼み袋を少しだけ開けてみました。
    するとたちまち涼しい風が吹き出して、お供の汗が
    すーっと引いていきます。
    「これは気持ちがいい。よし、もう少しだけ」
    こうしてお供は何度も何度も涼み袋を開けて、とうとう
    涼み袋の風を全部使ってしまったのです。
   
    「さあ、困ったぞ。旦那さまがお目覚めになったら、
    きっともう一袋持って来いと言うに違いない。どうしよう、どうしよう」
    しばらく考えていたお供は名案を思いついたのか、
    空になった涼み袋にお尻を当てると、♪ブーーーーーッと、
    袋の中におならを入れて、素早く袋の口を閉じました。
    これで見た目には、まだ使っていないのと同じです。
   
    さて、涼み袋の効果がなくなって来たのか、侍は蒸し暑さで
    目を覚ましました。「うむ。どうやら、涼み袋の効き目が
    なくなったようだな。よし、もう一つ使うとするか」
    侍は、お供に新しい涼み袋を持って来させると、
    涼しい風を楽しみに紙袋の口を開けました。
   
    すると涼み袋からは涼しい風ではなく、ぷーんと臭い風が
    吹いてきたのです。「げほっ、げほっ。・・・
    な、なんだ、この風は!」侍が臭いにおいにむせていると、
    お供が涼しい顔で言いました。「この暑さですからね。
    さすがの風も、腐ってしまったのでしょう」
    「なるほど。こんな事なら、早く使っておればよかった・・・

    信じれば真実、疑えば妄想・・・
   
   
    『ゾウの鼻はなぜ長い』


   
   
   
    誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
    誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
    ただ、黙っているだけなんだよ……。

   
   
   
    Mituo
   
   
 人の為 と書いて、
   
     いつわり(偽) と
   
     読むんだねぇ

   
   
   

   
   
    時は絶えず流れ、 
      今、微笑む花も、明日には枯れる    
   
          

          P R

       
            カビの生えない・きれいなお風呂
       
             お風呂物語

       
       
入れてもらえば気持ちは良いが、
          どこか気兼ねなもらい風呂
       
        Diy_3

      
      『お風呂物語』が選ばれる理由がここにあります。
       
       

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