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2016年9月22日 (木)

妄想劇場・特別編 (知られざる深層)

妄想劇場・特別編

信じれば真実、疑えば妄想……

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 昨日という日は歴史、

 今日という日はプレゼント

 明日という日はミステリー







誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。



知られざる深層

大山のぶ代の夫・砂川啓介が問う
      
もし妻が認知症になったら---「徘徊」「失禁」「暴言」。
目の前の現実を、あなたは受け止められますか

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大山のぶ代は、日本の女優、女性声優である
1956年、NHKドラマ「この鐘』」で女優としてデビュー。
ドラえもん役を26年担当。

妻が認知症になり、今まで当たり前だったことができなくなる。
夫が妻を介護するのは想像以上に大変なことだ。
でも目を背けてはいけない。それは誰の身にいつ起こっても
不思議ではない。
どうにもならない現実を受け入れられるか・・・
      
変わってしまったカミさんの姿と、どうにもならない現実を前に
「いっそ、このまま、ペコを道連れに死んでしまったほうが、
楽なのかもしれない……」と考えた夜もあった
      
その生々しい描写が今、話題を呼んでいる。
砂川は、妻の大山を「ペコ」と親しみを込めて呼んできた。
大山夫妻には子供がいない。最初の子供は死産で、
二人目も未熟児のため生後3ヵ月で亡くしている。
それ以来ずっと夫婦二人きりで生活してきた。

その妻がある日突然、認知症になってしまった—
医師からそのことを宣告された時の心境を砂川はこう明かしている。

2012年、秋のある日、ペコがアルツハイマー型の認知症だ
と突如、診断された。でも、俺はなかなか現実を受け入れることが
できなかった。どんどん変わっていく君の姿に、戸惑いや
苛立ちを隠すことすらできなかった
もし明日、妻が認知症になったとしたら、あなたに介護ができるか
・・・砂川の本は読者にそんな問いを突きつけている。

妻が夫を介護するより苦労が多い
      
立命館大学教授で男性介護ネット事務局長の津止正敏氏が語る。
「夫が妻を介護するのは、妻が夫を介護するより苦労が多い。
なぜならほとんどの男性は妻なしで生活する準備が
できていないからです。コーヒーすら自分で入れたことがない、
通帳の置き場所や暗証番号も知らないなど、
今まで家のことはすべて奥さんに任せきりにしてきた人にとっては、
あまりにも負担が大きい。

掃除、洗濯、料理をこなすのは想像以上に大変で時間も取られるし、
何より認知症の場合は、できるだけ側に居て見守っている
必要があります。
そのため仕事もセーブしなければならないので経済的にも
負担を強いられるケースがあります」
認知症を患った人は、それまでなら考えられないような
行動を取ることが頻繁に起こる。

その一つが「徘徊」だ。大山も突然家を飛び出し、
行方が分からなくなってしまうことがあった。
「何か事件に巻き込まれたりしていないだろうか」仕事中も、
砂川は気が気でなかったという。

ところがカミさんは、僕たちの心配をよそに、何食わぬ顔で
帰ってきたそうだ。しかも、タクシーに乗って、
きちんとお金を払い、自分で玄関のロックの暗証番号を押して

砂川が心配して問いただしても、大山は「分からないの……」と
繰り返すばかりで、自分がどこに行っていたのか、
まったく思い出せない。

一見、日常生活は不自由なく送れているように見えても、
5分前のこともまるで覚えていない。
妻の行動がまったく予想できないあわや大惨事に
発展しかねない「事件」もあった。

「ペコが料理をしている時、何かが焦げたような嫌な臭いがするので、
台所に行ってみると、鍋を空焚きしているんですよ。
慌てて火を止めたのですが、カミさんはその横で平然と野菜を切っていた。
焦げている鍋の煙にも、臭いにも一切気づいていないんですよね。
書類などを保管しているリビングの引き出しに料理を詰めた
タッパーが入っていることもありました。
それを見つけた時には、さすがにショックで
言葉が出ませんでしたね」(砂川)

それ以外にも、電気をつけたらつけっ放し、
冷蔵庫の扉もずっと開けっ放し、Tシャツを裏返しに着ても気にしない。
薬の飲み間違いはもはや日常茶飯事だった。
今まででは考えられない妻の行動について砂川は
「彼女の病気のことを理解しているつもりでも、こうした目の前で
起こる日々の異変に、感情が付いてこないことがしばしばだった」と
複雑な胸中を語っている。

元群馬県議会議員で、現在も認知症の妻を介護している
大沢幸一氏(72歳)は、認知症介護の苦労をこう語る。
「介護する夫にとって、一番不安なのは、妻がどんな行動を
するか分からないことなんです。

私も妻が認知症になった時、インターネットなどでかなり
調べたつもりでしたが、実際の行動は私の予想を超えることが
多々ありました。また、男性介護者が最初にぶつかるのが
食事の世話です。今まで料理をしたことがない人は、
味付けからしてどうしていいか分からない。
妻の衣類を全部自分が買ってこないといけないのも、
思いのほか大変でした。
特に下着を買うのは勇気がいります。
女性の下着売り場に男性が一人で居たら、
当然、白い目で見られますからね」

自分で自分を追いつめる日々

逃げられるものなら、この生活から逃げたい感情を
上手にコントロールできないのも認知症患者の特徴だ。
大山も急に怒りだし「暴言」を吐くことが増えた。
温泉旅行で砂風呂に入っていた時、突然「何すんのよ!」、
「この人、私の写真を撮ったのよ」と一般客に言いがかりをつけたり、
砂川と一緒に商店街を歩いていると、すれ違いざまに
通行人に触られたと思い込み、突然大声を上げることもあった。

そのたびに、砂川は頭を下げ、大山を連れて逃げるように
その場から離れた。認知症を患うと「衛生面」に対しても
無頓着になる。
大山の場合はまず、極端に風呂を嫌うようになった。
砂川が何とかして風呂に入れようとしたが、大山は
「もう入った」と言い張り、頑なに拒否した。

入浴以上に砂川の頭を悩ませたのが「トイレ」だ。
ある夜、2階に上がろうとすると階段の踊り場に黒いものが
点々と落ちていた。ゴミ屑か何かだろう。思い切り踏んづけた
その瞬間「グニャリ」とした感触が足元を襲った。ん?
これはゴミじゃない。よくよく見ると、なんと人間の大便ではないか。

すぐに、ペコがしてしまったのだろう……と理解できた
だが本人は「知らないわよ、あたしじゃないもの!」と言ってまった
覚えていない。もしかして粗相をしてしまったのかもと、
顧みようとするそぶりさえない。
砂川は、床についた便をふきとりながら、
「いったい何をやっているんだ俺は……。
こんなことが毎日続くのだろうか」と自問自答を繰り返したという。

妻がおかしな行動を取るたびに、なんとか理解させようと、
砂川は必死になって説明を繰り返したが、そうすればそうするほど、
妻は意固地になり「私は間違ってない!」と怒り出した。
意思の疎通が取れない苦悩を砂川はこう吐露している。

逃げられるものなら、この生活から逃げたい。でも、
僕はカミさんにとって、たった一人の身内なのだ。
「俺が頑張らなきゃいけないんだ……」
強く自分に言い聞かせるたびに、僕は自分で自分を追いつめていた

精神はすでに限界を迎えつつあった。それでも妻が
認知症であることを世間に隠し続けた。
その理由について砂川は「彼女のイメージを
崩したくなかった」と語っている。・・・

夫婦のぬくもりを痛切に感じる

介護によって再確認できる「夫婦の愛」
妻のために、ただひたすら耐える日々――
そんな砂川を救ってくれたのが、60年来の親友である
俳優・毒蝮三太夫だった。

「啓介に奥さんの病状を公表したほうがいいと勧めました。
老老介護を甘く見るなと。このまま一人で抱え込んでいたら
啓介のほうがまいっちまう。もしお前が倒れたら
誰が彼女の面倒をみるんだと諭しました」

勇気をもって公表したことで、砂川の心境にもある変化が表れた。
「公表したことで『もう皆に嘘をつかなくていい』という安堵感と同時に、
自分自身が、カミさんの認知症を素直に受け入れられたように思う。

今振り返ると、僕は、彼女の認知症と真正面から向き合っているようで、
どこか目を逸らしていたのかもしれない」
16年にわたり、認知症の妻を介護してきた元会社社長の
里村良一氏(84歳)が語る。
「もし妻が認知症になったら、できるだけ早く
誰かに相談したほうがいい。

一人で抱え込んではいけません。認知症は恥ずかしいことではないし、
公表することで周りの人が助けてくれます。
実際、私もそうでした。近所の人やケアマネジャーなどが
妻のサポートをしてくれたおかげでなんとか乗り越えることができました」

「男性介護者は、SOSを出すのが苦手なんです。
世間体を気にして、誰にも相談せずに、自分一人で頑張る
『隠れ介護』に陥る傾向が強い。目標を立てて何とか治そうと
介護をする男性が多いのですが、介護は必ずしも
結果が出るものではありません。

それに絶望して不幸な結末を迎えてしまうケースが後を絶たない。
介護殺人や無理心中などの7割が男性なのもそのためです。
最悪の結果を招かないためにも、介護は劇的に治すものじゃなくて、
『ゆっくりと向き合うもの』だと、気づくことが重要です」

確かに介護は、精神的にも肉体的にもきつい。
だが、介護によって夫婦の関係を再確認することができたと、
前出の里村氏は言う。「妻は昨年亡くなったんですが、
最期の時は私と二人きりで過ごしました。
妻はもう何もしゃべれなくなっていましたが、
その時間はなんとも言えない充実した時間でした。
いろいろ苦労も多かったけど、その時やっと夫婦として
心が通い合えたような気がしましたね」

現在、砂川は毎晩寝る前に欠かさず行っている儀式がある。
それは妻を抱きしめること。
大山は両手を大きく広げてドラえもんのような笑顔でハグを求めてくる。
今だから明かせるが、僕は当初、彼女のこの"行動"に
戸惑いを隠せなかった。

だって僕たちは、これまで長年にわたり"触れ合わない
夫婦"だったからだ。
結婚から半世紀を経た今になって、毎晩、ギュッと夫婦で
抱きしめ合うようになるなんて。この年になって初めて、
夫婦のぬくもりを今、痛切に感じている気がする

妻が認知症になり、介護が必要になる――。
それは長い戦いの始まりであると同時に、
「愛の確認」を迫られる時なのかもしれない。・・・

Author :「週刊現代」2015年11月14日号

テレビアニメ『ドラえもん』の声を26年間、演じてきた
女優・大山のぶ代(82歳)。
彼女の夫である俳優の砂川啓介(78歳)が、認知症を患った
妻の現実と介護の日々を綴った本。

『娘になった妻、のぶ代へ大山のぶ代「認知症」介護日記』

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こうして、こうすりゃ、こうなるものと、知りつつ、こうして、こうなった


知るとおもしろい 
後悔する大人の雑学  』



時は絶えず流れ、今、微笑む花も、明日には枯れる





 

P R
      
      
カビの生えない・きれいなお風呂
      
      
お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
        どこか気兼ねなもらい風呂

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『お風呂物語』が選ばれる理由がここにあります。
      

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