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2016年10月20日 (木)

歴史・履歴への訪問証・どっこいダンゴ(日本の昔話)

歴史・履歴への訪問証

昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3_4


鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる


Dango


どっこいダンゴ(日本の昔話)

むかしむかし、ある村に、のんきな一人暮らしの
たつ平という男がいました。  
死んだ両親が広い土地を残してくれたのですが、
たつ平はその土地をほったらかしです。
「あのまま一人者では、たつ平はだめになってしまうな」  
心配した村人たちが、たつ平にお嫁さんを見つけてきました。  

これがなかなか頭の良い、働き者のお嫁さんです。
「ねえ、あんた、土地はいくらでもあるんだし、
畑や田んぼをつくったらどう?」
「おらあ、めんどうな事はきらいじゃ。
あの土地は、今のまんまでええ」  
たつ平はお嫁さんに言われても、
暮らしを変えようとはしませんでした。  

ある日の事、たつ平はお嫁さんの里に用事があって
出かけることになりました。  
お嫁さんに教えられた道を進んで、ようやく
お嫁さんの里につきました。

「さあさあ、遠い道で、さぞ腹がへったじゃろう。
こんな物しかねえが、遠慮なく食べてくれ」  
お嫁さんのお父さんは、お茶とダンゴを出してくれました。

「どうじゃ、うまいか?」
「う、うめえ~! こんなうまい物は、初めてじゃ。
こりゃ、何という食べ物だ?」
「これは、ダンゴじゃよ。お前のとこに嫁にやった娘は、
ダンゴ作りがとてもうまいはずじゃ」

「えっ? おらの嫁は、これを作れるんか? 
ちっとも、知らなんだわ。モグモグ、う~ん、うめえ」
「そんなにうまけりゃ、家に帰って嫁に作ってもらえばええ」
「ようし、すぐ作ってもらうだ。

ところでこれは、何だっけ?」
「だから、ダンゴじゃよ。ダ、ン、ゴ」
「よし、ダンゴ、ダンゴ」  たつ平は忘れないようにと、
その名前を言いながら帰りました。

「ダンゴ、ダンゴ、ダンゴ、ダンゴ」  そして、
もうすぐわが家というところまで来たとき、  
ドッシーン! 「あいたたた・・・」 「あれ。庄屋(しょうや)さま」  
道の曲がり角で、たつ平は庄屋さんとぶつかってしまいました。  
庄屋さんは転んだひょうしに、みぞにお尻をつっこんで
出られません。

「こら! いきなり飛び出すやつがあるか! 
はよ、おこさんかい!」
「へい、すみません。ダンゴ」  
たつ平は庄屋さんの手を引っぱりますが、
なかなか抜けません。

「それ、どっこいしょ。ダンゴ」
「なにがダンゴじゃ。しっかりせえ」
「う~ん、どっこいしょ。おおっ、抜けた抜けた、
どっこいしょ」  

たつ平は庄屋さんを助け出すと、すぐに自分の家へ
向かいました。
「どっこいしょ、どっこいしょ、どっこいしょ、どっこいしょ」  
そして家に着いたたつ平は、嫁さんの顔を見るなり
言いました。

「どっこいしょを作ってくれ!」
「へっ?」  嫁さんは、首をかしげました。
「どっこいしょ?」 「ああ、どっこいしょだ。
おめえはどっこいしょ作りが上手だと聞いたぞ。
だからはやく、どっこいしょを作ってくれ」

「そう言われても、知らん物は作れないよ」
「知らんはずはないだろう。
はやくどっこいしょを作ってくれ! 
どっこいしょが食いてえ!」  
たつ平は思わず、ゲンコツでお嫁さんの頭を
ポカリと殴りました。

「あいたたた。
ほれ、乱暴するから、こんな大きなダンゴみてえな
こぶが出来てしまったよ」
「ダンゴ? そうじゃ! ダンゴじゃ、
ダンゴが食いたいんじゃあ」
「ああっ、ダンゴね」
「そうじゃ、ダンゴだ。はやくダンゴを作ってくれ」

「でも家じゃあ、ダンゴは作れんよ。
ダンゴは米やアワやキビを粉にして作るからね」
「そうか、家には、イモしかねえもんな」  
たつ平は、ガッカリです。  
するとお嫁さんは、たつ平の手をとって言いました。
「だから、畑や田んぼをつくりましょうよ。
そうすれば、ダンゴがいつでも作れるよ」
「そうか。じゃあ、すぐに作ろう」  

こうしてたつ平とお嫁さんは、今までほったらかしだった
土地をたがやして畑や田んぼを作りました。  
おかげでたつ平の家はお金持ちになり、
二人はいつまでも幸せに暮らしました。  
もちろん大好きなダンゴを、毎日食べて。

おしまい

B15


ねじくれもち(日本の昔話)

むかしむかし、ある山寺に、一人の和尚さんと
二人の小僧さんがいました。  
二人の小僧さんはとても働き者で、毎日せっせと
掃除やお使いをするのですが、
反対に和尚さんはとてもなまけ者で、
いつもゴロゴロしているのです。  

ある夏の事、和尚さんは寝転がったままで行儀悪く、
足で木魚をポクポクと叩きながら、
あくび交じりに言いました。
「あーあー、まだ夏か。早く、正月が来んかのう。
もちが食いたいのう」  

さて、いよいよ大みそかになりました。  
この山寺でも、おもちをつく事になったので、
小僧さんたちは朝から準備に大いそがしです。  
ところが和尚さんは、もちをたらふく食べる夢を見ながら、
まだぐーぐーと寝ていました。  

そして昼過ぎになり、小僧さんたちがようやく
百八個のおもちをつきあげて一休みしていると、
寝ていた和尚さんがようやく起き出して、
「おお、もちじゃ、もちじゃ。夢にまで見たもちじゃ」 と、
つきたてのおもちをムシャムシャと食べ始めたのです。  

やがて一休みを終えた小僧さんたちが、
つきたてのおもちを仏さまにお供えしようと
帰ってきたのですが、なんと和尚さんはおもちを
全部食べてしまい、手に持っているのが
最後のおもちだったのです。

「おっ、和尚さま、そのおもちは、お正月に仏さまへ
お供えするおもちでございます。
先に召し上がっては、仏さまの罰があたりますよ」  
しかし和尚さんは、 「馬鹿馬鹿しい。  
何が、仏の罰じゃ。 せっかくのつきたてのもちを、
すぐに食べんでどうする。  

仏さまにお供えしても、もちが固くなるだけじゃ」 と、
最後の一つを、パクリと口へ放り込んだのです。  
するとその途端、不思議な事が起こりました。  
何と和尚さんの口が、みるみるうちにねじ曲がって
しまったのです。

「しっ、しまった! 仏さまの罰が、あたってしもうた!」  
和尚さんはあわてておもちをつきなおして
仏さまにおもちをお供えしましたが、
和尚さんのねじ曲がった口は死ぬまで
治らなかったそうです。  

それ以来、仏さまにお供えする物を先に食べてしまうと、
口がねじ曲がると言われるようになりました。 ・・・

おしまい

B2


楽に生きる方法は、楽をしては手に入らない・・・


Photo


常識とは、成功する為の知恵ではなく、失敗しない為の知恵。


        

 
P R
 
  カビの生えない・きれいなお風呂
 
  お風呂物語

 
 
入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂
 
  Diy_3

      
  『お風呂物語』が選ばれる理由がここにあります。
       

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