« 妄想劇場・・(1曲の出会い)言葉のチカラ… | トップページ | 漢の韓信-(150) 皇帝と楚王 »

2016年11月17日 (木)

歴史・履歴への訪問証

歴史・履歴への訪問証

昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー



B12

鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる

むかしむかし、比叡山(ひえいざん)できびしい修行していた
坊さんがいました。  
けれど、いくら修行を続けても大して偉くはなれない事がわかると、
生まれ故郷の摂津の国(大阪府)に帰ってきました。  
そして坊さんはお嫁さんをもらって、幸せに暮らしていました。  

Hebi111

この村では、毎年正月の修正会(寺院)で、正月元日から3日間
あるいは7日間、国家の繁栄を祈る法会)には、必ず
この坊さんをたのんでおがんでもらうことにしていました。  

さて、ある年の修正会の時、この坊さんは仏さまに
お供えしたもちをたくさんもらいました。  
しかし坊さんとお嫁さんはとてもけちだったので、
そのもちを誰にもわけてあげようとはしません。  
自分の子どもたちにさえ、食べさせないのです。  

二人は少しずつもちを食べていましたが、そのうちに
もちは固くなってしまいました。  
このままでは、もちは食べられなくなってしまいます。  
そこでお嫁さんは、こんな事を考えつきました。
(そうだわ。この固くなったもちで、お酒をつくろう。
きっと、おいしいお酒が出来るにちがいないわ)  

そこでさっそく、坊さんに話すと、
「それは、なかなかの名案じゃ」 と、大賛成です。  
二人はたくさんのもちを酒つぼに入れて、酒を
つくることにしました。  

やがて、月日がたちました。 「もうきっと、おいしいお酒が
出来ているでしょう」  
ある晩、お嫁さんはこっそりと酒つぼのふたを開けてみました。  
すると何かが、中で動いているように見えました。
「何かしら?」  暗くてよく見えないので、お嫁さんは
明かりをともしてつぼの中をてらしてみました。

「あっ!」  お嫁さんの顔は、とたんにまっ青になりました。  
つぼの中ではたくさんのヘビがかま首をあげながら、
もつれあっているではありませんか。  
お嫁さんはつぼのふたをすると、逃げるように
坊さんのところにかけていきました。

「あなた、大変です。もちの酒つぼに、ヘビが」  
でも坊さんは、信じようとはしません。
「何を馬鹿な。そんな事が、あるものか」
「でも、本当に見たのです」
「わかったわかった。なら、わしが見てきてやろう」  

坊さんはお嫁さんから明かりを受け取ると、
酒つぼのところへいきました。  そしてふたを取ると、
つぼの中をのぞきこみました。
「わっ!」  坊さんもびっくりして、お嫁さんのところに
かえってきました。

「これはいかん。こうなれば、どこか遠くへつぼごと
捨ててしまおう」  二人は酒つぼをかつぎ上げると、
広い原っぱのまん中に捨ててしまいました。  

その、あくる日の夕方の事です。  
広い原っぱの一本道を、三人の男が通りかかりました。
「おい、あれは何だろう?」  酒つぼを見つけた一人の男が、
原っぱのまん中を指さして言いました。
「さあ、何だろうな。行ってみよう」  

三人は恐る恐る、酒つぼに近づきました。  
そして一人の男が、つぼのふたをとって中をのぞきこみました。
「おい、酒だ、酒だ!」 「なに、本当か?」  
他の二人も先を争うようにして、つぼをのぞきこみました。
「確かに酒だ。しかし一体、どうしたことじゃ?」  
三人は思わず、顔を見合わせました。  

すると一番はじめに酒つぼをのぞいた男が、ニヤリと笑って
言いました。 「この酒を飲もうと思うが、どうだね?」  
二人の男は、恐ろしそうに言いました。
「野原のまん中に、こんな酒つぼが捨ててあるというのは、
どうもおかしい。なにかきっと、わけがあるにちがいない。
危ないから、飲むのはよせ」  

しかしこの男は大の酒好きだったので、 「なあに、
酒が飲めるのなら、死んでもかまうものか」 と、
腰につけた湯のみで酒をすくって、一気に飲み干しました。
「うん、うまい! これは、けっこうな酒だ」  
そう言うと、もう一杯飲みました。  

それを見ていた二人も酒好きですから、
もう飲みたくてたまりません。
「仕方ない。わしらも、付き合ってやるか」  
三人は次から次へと、酒を飲み始めました。
「おう、確かに良い酒だ」 「本当にな。酒屋に行っても、
これほどの酒はないぞ」

「おい、こうなったら、何も急いで飲むことはない。
家に持って帰って、ゆっくりと飲みなおそうではないか」  
そう言って三人は、その大きな酒つぼをかついで家に帰りました。  

さて、それから間もなく、 「三人の男が、野原に捨てた
酒つぼを見つけたそうだ。そして毎日のように飲んだが、
とても良い酒だったそうだ」 と、いう話しが、
村中に伝わりました。  

それを聞いた坊さんとお嫁さんは、 (あれはやっぱり、
ヘビではなかったのだ。人にもやらず自分たちの
物にしてしまったので、仏さまのばつをうけて、
わたしたちの目にだけヘビに見えたのだ) と、反省して、
それからはもらい物があると必ず人に
分けてやるようになったのです。・・・

おしまい


むかしむかし、人里離れた山寺に、
和尚(おしょう)さんと小僧さんが住んでいました。  
この山寺には、毎年春になるとツバメが巣を作って、
ひなを育てるのです。

 

Tubame11111

その年も、山寺にツバメが巣を作りました。  
和尚さんが何気なく、 「ツバメよ。毎年毎年、
そこに巣を作るが、ちっとは、宿賃でも払う気にならんか?」 と、
からかう様に言うと、ツバメはどこかへ飛んで行って、
カボチャの種を一つ持って帰ると、和尚さんの前に
ポトンと落としました。

「おや? なんと、さっそく宿賃をくれたか。
わはははははははは」  和尚さんは大笑いしながら、
ツバメがくれたカボチャの種を大切にしまい、
春を待って畑にまきました。  

するとその種から芽が出て、やがて大きな大きな
カボチャが一つなりました。  でも和尚さんは、
ツバメの宿賃は大切にしようと言って、なかなか
食べようとはしません。  

そこで、しびれを切らした小僧さんは、和尚さんの
留守をねらって、ついにカボチャを割ってしまいました。  
ところが割れたカボチャの中から、ヘビがニョロニョロと
はい出してきたので、びっくりした小僧さんは
ヘビとカボチャを裏の小池へ投げ捨てたのです。  

小僧さんは、それでも気がおさまらないので、
ツバメの巣へ向かって、 「役立たずは、出て行け!」 と、
怒鳴っていると、ちょうど和尚さんが帰ってきたので、
小僧さんは一部始終を話しました。  

するとそこへ突然の大風が吹いてきて、空は
見る見る暗くなり、雷まで鳴り始めて大嵐になりました。  
このままでは山寺が壊れてしまうと心配になった和尚さんが、
一心にお経をあげていると、小僧さんが飛んできて、
「裏の小池が大変です!」 と、叫びました。  

見に行った和尚さんは、あまりの事に腰を
抜かしそうになりました。  
何と池には大きなヘビが泳ぎ回り、池の方も
少しずつ大きくなっていくのです。
怖くて泣きわめく小僧さんをなだめすかした和尚さんは、
再びお経をあげ始めました。  

さて次の朝、嵐がやんだので池を見に出た和尚さんはびっくり。  
小池はいつの間にか広々とした沼になり、
ヘビの姿も見あたりませんでした。  
この沼は後に蛇沼(へびぬま)と呼ばれ、田んぼをうるおす
大切な用水池になったそうです。

おしまい

犬がウンコをする時、アナタを見つめる理由

A91



P R

カビの生えない・きれいなお風呂

お風呂物語

入れてもらえば 気持ちは良いが、
 どこか気兼ねな もらい風呂


Dr1_2

『お風呂物語』が選ばれる理由がここにあります。

« 妄想劇場・・(1曲の出会い)言葉のチカラ… | トップページ | 漢の韓信-(150) 皇帝と楚王 »

妄想劇場」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1772781/68469305

この記事へのトラックバック一覧です: 歴史・履歴への訪問証:

« 妄想劇場・・(1曲の出会い)言葉のチカラ… | トップページ | 漢の韓信-(150) 皇帝と楚王 »

流れ雲(^o^)

ウェブページ

無料ブログはココログ

最近のトラックバック

最近のコメント

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
フォト