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2016年11月10日 (木)

歴史・履歴への訪問証

歴史・履歴への訪問証

昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー



B12

鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで地蔵が食べたがる


A51

むかしむかし、あるところに、一匹のモグラの大将がいました。
「いくら世界広しといえども、モグラより穴掘りの
上手な奴はおらんだろう。  
だから世界で、モグラが一番えらいんだ。・・・
だが、さすがのおれたちも、土の上に出るとおてんとうさまが
ギラギラと照らすので、背中が熱くなって困る。  
どうにか、ならないものか」  


B112

するとそこへ物知りのモグラがやってきて、
大将のモグラにこう言ったのです。
「それならハギの木の枝を切って、
弓をこしらえてはどうでしょうか?  
ハギの弓は良く飛びますから、その弓で
おてんとうさまを射ち落としましょう」

「なるほど。よし、そうしよう」  
そこでモグラの大将はハギの枝で弓矢を作ると、
空に浮かんでいるおてんとうさまに狙いをつけました。
「おてんとうさま、覚悟しろ!」  ビューーーン!  

こうして放たれた矢は、見事おてんとうさまに命中しました。  
そしておてんとうさまの一部が欠けて、辺りが暗くなったのです。  
これが、日食の始まりだと言われています。  

さて、おてんとうさまが欠けて暗くなったので、
モグラの大将は仲間のモグラたちを引き連れて、
大いばりで地上に出ました。
「ああ、いい気持ちだな。風というものが、
こんなに気持ちいいとは知らなかった。

なにしろ土の中では、風はふかんからな」  
モグラたちがのんびりしていると、いつの間にか
おてんとうさまの傷が治って、おてんとうさまがいつもよりも
ずっと強く輝いたのです。

「わあ! まぶしい!」  それを見たモグラたちはあわてて
土の中にもぐりましたが、その時におてんとうさまの光で
目をつぶされてしまいました。  
こうしてモグラは、目が見えなくなったのです。・・・

おしまい


B2231

むかしむかし、平安のころ、南片辺(みなみかたべえ)の
鹿野浦(かのうら)の七回り坂(ななまわりざか)の下に、
佐渡二郎(さどじろう)という人買いが住んでいました。  

むかしは日本でも、お金で人を売り買いしていたのです。  
ある日、この人買いが越後(えちご)の直江津(なおえつ)から、
美しい奥方を連れてきました。  
この奥方は岩城半官正氏(いわきはんかんただうじ)という人の
奥方で、夫が筑紫(つくし)へ流されてしまい、それで
安寿(あんじゅ)と対王丸(ずしおうまる)という二人の子どもを
連れて直江津までたどりついたのです。  

その直江津の港から、舟旅で筑紫へ行こうとしたところ、
その港で悪い人買いにだまされて二人の子どもとは
別れ別れにされてしまいました。  
奥方は佐渡二郎に買われ、はるばる鹿野浦まで
連れてこられたのでした。  

佐渡二郎は奥方を、 「それ、飯をたけ」
「それ、薪(まき)をもってこい」
「それ、田の草を取れ」 と、朝から晩までこき使い、
子どもたちの事を思って涙している奥方を見ては
ひどく怒るのです。  
そして無理をした奥方は目の病にかかり、
盲目になってしまいました。
「目をつぶすとは、この役立たずが。だが、遊ばせはせんぞ」  

佐渡の二郎は目の見えない奥方に、畑の鳥追いを命じました。  
奥方は、毎日畑に立って、
♪安寿(あんじゅ)恋しや、ほうやれほ
♪対玉(ずしおう)恋しや、ほうやれほ と、
歌いながら鳥を追うのです。  

そんな奥方を、村の子どもまでもがバカにして、
「ほら、安寿姫が、そこにやってきたぞ」
「おらは、対王だよ。ほれ、ここまできてみろや」  
などと言っては、からかったのです。  

奥方はそんな事があるたびに、じっと無念の涙を
こらえていました。
それから十数年が過ぎ、母を探しに安寿姫が
下男(げなん)を供に鹿野浦(からのう)へやってきたのです。  

盲目になって、畑で烏を追っている母を見つけた安寿姫は、
「母上、安寿でございます」 と、目に涙をためてかけ寄りました。
しかし奥方は、 「なに安寿だと。またこの悪童(あくどう)どもが、
もういいかげんにおしっ」 と、夢中で杖(つえ)を振りまわして、
なんと本物の安寿姫を殺してしまったのです。  

そのあと下男から話しを聞いて、自分が殺したのは
本物の安寿姫だったと知ったのです。
「ああ、わたしは、何ていう事を・・・」  
奥方は安寿姫のなきがらにすがって、泣きくずれました。  

それから奥方は下男と一緒に、安寿姫を中の川の川上に
うめたのです。  その時、目の見えない奥方の目から
涙があふれて、それが川に流れ込みました。  

その日から中の川は、毒の川になってしまいました。  
やがて佐渡の次郎の子孫は死に絶え、
その屋敷のあった場所は草も生えない荒れ地へと
かわったということです。

おしまい



A91



P R

カビの生えない・きれいなお風呂

お風呂物語

入れてもらえば 気持ちは良いが、
 どこか気兼ねな もらい風呂


Set1
『お風呂物語』が選ばれる理由がここにあります。

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