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2017年1月15日 (日)

妄想劇場・歴史への訪問証

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昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


むかしむかし、一休さん(いっきゅうさん)と言う、
とんちで評判の小僧さんがいました。  
一休さんのとんちには、さすがの和尚さんもかないません。  
けれど和尚さんは、 「いっぺんでもよいから、
一休をへこませてやりたいもんじゃ」 と、
いつも思っていました。  



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ある晩の事、よい事を思いついた和尚さんは、
一休さんに用事を言いつけました。

「これ、一休や。  わしはうっかりして、本堂の
ローソクを消すのを忘れてしもうた。  
火を出しては仏さまに申し訳ないから、
消してきておくれ」
「はーい」  一休さんは大急ぎで本堂へ行きましたが、
ローソクの台が高くて手が届きません。  
そこで一休さんは高く飛び上がって、 「ふーっ」 と、
息で吹き消したのです。  

やがて部屋へ戻って来た一休さんに、和尚さんが
たずねました。
「おお、ご苦労じゃったな。じゃが、あんな高い所の火を、
どうやって消したのじゃ?」
「はい、ピョンと飛び上がって、息で吹き消しました」  

その言葉に、和尚さんはニヤリと笑うと、 「馬鹿者!  
仏さまに息を吹きかけるとは、なんと失礼な!  
もう二度と、するでないぞ!  わかったな!」 と、
初めて一休さんをしかりつけたのです。
「すっ、すみません・・・」  
一休さんをへこませた和尚さんは、してやったりと
得意顔です。  

さて次の日、和尚さんが本堂でお経をあげていると、
何だか後ろの様子が変です。  
和尚さんがふと振り返ってみると、なんと一休さんが
お尻を向けて座っているではありませんか。
「ふん。いくらとんち上手でも、やはり子どもじゃ。
昨日しかられたので、すねておるんじゃな」  

和尚さんは、そう思い、 「これ一休。お経をあげる時は、
仏さまの方を向かんか。行儀が悪いぞ」 と、
得意そうに注意をしました。  

すると一休さんは、待ってましたとばかりに言いました。
「和尚さん。  仏さまの方を向いてお経をあげては、
息がかかりますよ。  
仏さまに息を吹きかけるのは失礼だと、
和尚さんが言ったではありませんか?」  
それを聞いて、和尚さんはポリポリと頭をかきました。
「・・・いや、これはやられたわい」 ・・・

おしまい




むかしむかし、吉四六さんと言う、とてもとんちの
出来る人がいました。  
ある年のお正月の事です。吉四六さんは村人たちと
一緒に、山ヘたきぎを取りに行きました。  



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その山には、しいの木(ブナ科の常緑高木)がたくさん
生えています。  村人たちは、せっせと木の枝を落とし、
それを束ねてたきぎを作っていきました。  

ところが吉四六さんは大きな木の根っこに腰をかけて、
のんびりとタバコをふかしています。  
また、何かとんちを考えているのでしょうか?  
そのうちに、村人たちはたくさんたきぎを取ったので、
「さあ、そろそろ帰ろうか?」
「そうだな。これくらいあればいいだろう」 と、
取ったたきぎを背中に背負って、帰ろうとしました。  

それを見ていた吉四六さんが、村人たちに声をかけました。
「おいおい、お前さんたち。そんな物を、かついで
帰る気かい?」  
すると村人たちは、おどろいて尋ねました。
「えっ? そんな物って、どういう事だ?」
「だって、そのたきぎは、しいの木ばかりじゃないか」
「そうだよ。それがいけないのか?」  

村人は、不思議そうに尋ねました。  
すると吉四六さんは、こう言いました。
「いけないのなんのって、しいの木は『かなしい』と言って、
とても縁起の悪い木だ。  
おまけに今は、お正月じゃないか。  
こんなめでたい時に、何だって『かなしい』木をたくさん
家へ持って帰るんだろうね」  

それを聞いた村人たちは、顔を見合わせると、
「へえ、それは知らなかった。 なるほど、
確かにめでたいお正月に『かなしい』木なんぞ
持って帰ったら、女房や子どもが可愛そうだな」 と、
せっかく集めたたきぎをそこらへ放り出して、
また別の木を切り始めました。
「へっへっへ。しめしめ」吉四六さんは、みんなが
放り出したたきぎを集めて山ほど背中に背負うと、
「それじゃ、みなさん。お先に帰らしてもらいますよ」 と、
一人でさっさと帰ろうとしました。  

村人たちは、びっくりして、 「おいおい、吉四六さん。
お前、そのしいの木のたきぎは『かなしい』と言って、
とても縁起が悪いって言ったじゃないか」
「そうだよ。そんな物をかついで、どうするつもりだ?」 と、
口々に言いました。

すると吉四六さんは、すました顔で言いました。
「いやいや、このしいの木は、『うれしい』と言ってな、
とても縁起が良い物なんだ。まして今は、
お正月じゃないか。こんな縁起の良い事があるもんか」  

それを聞いた村人たちは、 「しまった。またしても、
吉四六さんにやられたわ」 と、くやしがったそうです。・・・

おしまい




「少女が買ったオモチャをレジ係が隠した。・・・」





鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる



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汚れが染み込まないので、艶や光沢が
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