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2017年2月 5日 (日)

妄想劇場・歴史への訪問証

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昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

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むかし、あるところに、一人のお百姓さんが
いました。  
毎日、田畑へ出て一生懸命に働きますが、
ちっとも暮らしが楽になりません。  そのため、
もう四十才を過ぎているのに、嫁さえもらう事が
出来ないのです。

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隣に住んでいるのは村一番の
長者(ちょうじゃ)で、倉(くら)には米俵が
山のようにつんでありました。


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この長者はひどいケチで、
家で飼(か)っていた一匹のメスネコにさえ、
「近ごろは、飯を食いすぎる」 と、言って、
家から放り出してしまったのです。


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夜中に家の外でネコの鳴き声がします。
気になって戸を開けてみたら、長者の家の
ネコが寒そうにふるえているではありませんか。

「どうした? こんなところにいると、
こごえ死んでしまうぞ」  
お百姓さんはネコをかかえて家に入れると
汚れた体をふいてやり、


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次の日、長者の家へネコを届けに行くと、


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と、言うので、お百姓さんは仕方なく、
自分で飼う事にしたのです。  

お百姓さんは何でもネコと分けあって食べ、
まるで自分の子どものように可愛がりました。  
嫁のいないお百姓さんは、ある晩、ネコを
ひざにのせながらひとり言を言います。


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おれが畑へ出ている間に、家で麦の粉を
ひいてくれたら、どんなに暮らしが楽になるか」  

するとネコは、うれしそうに、 「ニャアー」 と、
鳴きました。
「おや? お前は、わしの言葉がわかるのか? 
・・・いや、そんなはずはない」  
お百姓さんは、いつものようにネコをふところに
抱いて寝ました。  

さて、次の日の夕方、お百姓さんが畑から
もどってくると、


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ゴロゴロと石うすを
ひく音が聞こえてきます。  
不思議に思って中をのぞいてみたら、なんと


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「お前、本当にわしの言うことがわかるのか? 
いや、ありがとう」  お百姓さんは喜んで、
その粉で団子を作り、ネコと一緒に食べました。  

それからというものお百姓さんのいない時は
いつもネコが石うすをひいてくれるので、
お百姓さんはとても助かりました。  

ある晩、お百姓さんがいろりにあたっていると、
そばにいたネコが突然人間の言葉を
しゃべったのです。

「おかげさまで、とても幸せな毎日が送れます。  
でも、このままでは石うすしかひく事が出来ません。  
この上は人間になって、あなたのために
もっとつくしたいと思います」
 

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「ありがとう。  でも、粉をひいてくれるだけで十分だ。  
お前がいるおかげで、ちっともさみしくない。  
どうか、わしのところにずっといておくれ」  

するとネコは、涙を流しながら言いました。
「わたしは、なんて幸せ者でしょう。  
長者さんはお金持ちでも、わたしをちっとも
可愛がってはくれませんでした。  

それなのに、あなたは。  ・・・お願いです。  
わたしを、お伊勢参り(いせまいり)に行かせてください。  
必ず人間になって、もどってきますから」  
それを聞いてお百姓さんは、このネコが


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「よし、わかった。行っておいで」


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なけなしのお金を袋(ふくろ)に入れて
首に結びつけてやると、
ネコは喜んで家を出ていきました。


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それからしばらくして、ネコは無事に
お伊勢さんへ着く事が出来ました。  
ネコは神さまのいる社(やしろ)の前へ行き、
手を合わせて言いました。


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人間にしてください。
わたしを可愛がってくれる人のために、
もっともっとつくしてあげたいのです」  
すると、どうでしょう。


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美しい人間の娘になっていたのです。  
人間になったネコは大喜びで、お百姓さんの
待つ家へもどっていきました。  
お百姓さんが持たせてくれた金のおかげで、
安い宿屋(やどや)に泊まる事も出来ました。


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これがあのネコとはどうしても思えません。
「お前、本当に人間になれたのか?」
「はい、神さまのおかげで、すっかり人間に
変わりました。

もう二度と、ネコにもどることはありません」  
そこでお百姓さんは、人間になったネコと


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きれいでやさしいネコの嫁は、家の仕事から
畑仕事まで人間以上に働きます。


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隣の長者をしのぐ長者となり、
いつまでも幸せに
暮らしたということです。・
・・

おしまい



「三年寝太郎」





鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる



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P R

汚れが染み込まないので、艶や光沢が
長く続きます。
お手入れも簡単です。

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カーリンス(車の保護剤)

ボディーの塗装面を保護します


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