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2017年2月12日 (日)

妄想劇場・歴史への訪問

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昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


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むかしむかし、越前(えちぜん→福井県)の坪江村
(つぼえむら)にある滝沢寺(たきざわてら)の和尚が、
京都で修行していた時の事です。  

道ばたに十八人の子どもたちが集まって、泥ダンゴで
二十三体の観音さまを作っていました。  
その観音さまの出来があまりにも良いので和尚が
感心していると、子どもたちはその中でも一番
出来のいい観音さまをくれると言うのです。

「ありがとう。きっと大切に・・・」 と、和尚がおじぎをして
頭を上げてみると、そこには誰もいません。
「・・・そうか、これはきっと、仏さまが私にくだされた
物に違いない」  そう考えた和尚は、その観音さまを
肌身離さず持っていました。  

さて、ある日の事、旅に出た和尚は、山の中で道に
迷ってしまいました。  ほとほと困りはてていると、
一軒の家が見つかりました。  
和尚が一晩泊めてくれるように頼んでみると、
中にいたひげづらの男とその女房は気持ちよく
迎えてくれました。  

ほっとした和尚は、すぐにぐっすり眠ってしまいました。  
それを見た二人は、ニヤリと笑い、
「へっへへへ。久しぶりの獲物じゃ。今のうちに
殺してしまおう」 と、顔を見合せました。  

なんとそこは、山賊の住み家だったのです。  
男は刀を抜くと、眠っている和尚の首を切り落としました。
「よしよし。後の始末は明日にしよう」 と、言って、
その晩はそのまま寝てしまいました。  

さて次の日の朝、二人がまだ眠っていると、
お経を読む声が聞こえてきます。
「何だ? まさか!」  びっくりして目を覚ました二人が
和尚さんを殺した部屋に行ってみると、
なんと殺したはずの和尚が座ってお経を
読んでいるではありませんか。

「ゆ、ゆ、幽霊、幽霊だ! 勘弁、勘弁してくれ!」  
二人がガタガタふるえていると、和尚が言いました。、
「二人とも、何を寝ぼけているのじゃ?
 いくら坊主でも、幽霊とはひどい話だ」

「しかし、わしはゆうべ、確かにお前の首を
この刀ではねたんじゃぞ」、
「それなら、どうしてわしは生きておるのだ? 
・・・そうか、もしかして、観音さまが助けて
くださったのかもしれん」  そう言いながら、
和尚さんはふところから取り出した観音さまを
見てびっくり。  

なんと観音さまの首すじに刀の傷跡があり、
今にも首が落ちそうになっていたのでした。
「やはり、観音さまが私の身替りになってくださったのか」  

和尚は、観音さまに深く頭を下げました。  
それを見ていた山賊の夫婦は心から改心して、
それからは仏につかえて一生をすごしたのです。  

今でも滝沢寺には、その土仏観音がまつられて
いるということです。 ・・・

おしまい



Yamadiri1


むかしむかし、あるところに、弥助(やすけ)という
親孝行の若者がいました。
とても働き者ですが、どうしたわけか家はひどい
貧乏でした。

ある年の暮れ、弥助はわずかなお金を持って、
お正月の買い物に町へ出かけて行きました。
すると道ばたで、何かバタバタと暴れているものが
あります。
(なんだろう?)弥助が近づくと、一羽の山鳥が
わなにかかってもがいていたのでした。

「よしよし。わしが助けてあげよう」
弥助が山鳥の足にまきついているひもをほどいてやると、
山鳥はうれしそうに空へ飛び立ち、そのまま山の向こうへ
飛んで行きました。

「よかったな。これからは、気をつけて暮らせよ。・・・
しかし、この鳥わなをどうしようか?」
弥助は、わなを仕掛けた人にすまないと思って、
買い物に行くわずかなお金を全部、山鳥のかわりに
わなのところへ置いたのです。

しかしこれでは、買い物に行けません。
「しかたがない。家にもどろう」
弥助は手ぶらで家にもどると、お母さんに今日の事を
話してあやまりました。でもやさしいお母さんは
文句を言うどころか、弥助のしたことをほめてくれました。

「それは、いい事をしたね。今ごろ山鳥も、親のところで
ほっとしているだろうよ」
「ごめんよ。おら、もっと一生懸命働いて、来年は
きっといいお正月にするから」
「なんのなんの。こうして二人とも無事でお正月を
迎えられるだけでいいんだよ」

こうしてお母さんと弥助は、雪の降るさみしいお正月を
すごしていました。するとそこへ、美しい娘さんがやってきて、
「わたしは、旅の者です。雪に降られて、困っています。
どうか、今夜一晩泊めてください」と、言うのです。

「まあ、それはお気の毒に。こんなところでよかったら、
どうぞどうぞ」お母さんも弥助もにこにこして、娘さんを
いろりのそばに座らせてあげました。

見れば見るほどきれいで、それにとても心の
やさしい娘さんでした。
お母さんと弥助は、この娘さんがすっかり気に入りました。
娘さんも、この二人が好きになって、「どんなことでも
しますから、春になるまでここで働かせてください」と、
言いました。

「それなら、弥助のお嫁さんになって、ずっとここに
いてくれないかい?」
娘さんは顔を赤くすると、「・・・はい」と、恥ずかしそうに
うなずきました。弥助もお母さんも、大喜びです。

そこで娘さんをお嫁さんにして、親子三人仲良く
暮すことになりました。
お嫁さんになった娘さんは、本当に働き者でした。
家の仕事から山の仕事まで、とてもよく働いてくれます。
相変わらず貧しいのですが、幸せな毎日が続きました。

それから、何年かすぎた時です。近くの山に悪い鬼が
現れて、村を荒らしまわるようになりました。
そこで都から強い侍が、鬼退治にやってきました。
弓の上手な弥助も、侍のお供にくわえられました。
でも、いくら弓が上手でも、鬼には勝てそうもありません。

するとお嫁さんが、そっと弥助をよんで言いました。
「鬼を退治するには、ただの矢では無理でしょう。
でも、山鳥の尻尾の羽をつけている矢なら、
倒す事が出来ます。わたしがその羽を、用意しましょう。
・・・わたしは、あなたに助けてもらった山鳥です」

そう言うと、お嫁さんは山鳥の姿に戻って、
尻尾の羽を残すと空へと飛び立ちました。
そして何度も何度も家の上を回っていましたが、
やがて山の向こうへ消えていきました。

弥助は、その羽を矢につけました。
そして弥助の放った矢は、たった一本で鬼を
倒したのです。
喜んだ侍は、弥助にたくさんのほうびをくれました。

そのほうびのおかげで、弥助もお母さんも
お金持ちになりました。
でも二人とも山鳥の姿を見るたびに、あのやさしい
娘ではないかと思い、「帰っておいで、帰っておいで」
と、涙を流しながら呼びかけたそうです。
・・・

おしまい




「ごんぎつね」



鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる



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汚れが染み込まないので、艶や光沢が
長く続きます。
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