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2017年3月 4日 (土)

妄想劇場・妄想物語

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信じれば真実、疑えば妄想・・


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高崎山で30年間ガイドをしてこられた
松井猛さんという方がいます。
松井さんは一般企業を辞めて高崎山に勤務
してから、サルに深い関心をよせ、30年間に
わたって細かく観察しこれまで2500匹のサルの
顔を覚えてきました。

親子、兄弟、いとこなどの関係を示す
家系図も仕上げるほどの愛猿家(?)です。
松井さんの3冊目の著書、
『サルの子どもは立派に育つ』(西日本新聞社刊)は、
主に「サルの子育て」について書かれたものですが、
これが実におもしろく示唆に富んでいます。

台風の時、母ザルはずぶ濡れになりながら
子ザルが濡れないようにしっかりお腹に抱いています。
極寒の日には、サルの家族はしっかりと抱き合って
暖をとります。

死んだ子ザルの亡骸をいつまでも離そうとしない
母ザルもいました。子供に対する愛情は人間にも
負けないくらい強いのです。

しかし、そんな愛情深い親ザルも、子育てには
非情なほどの厳しい態度をとります。
母ザルは、赤ん坊が母乳だけで育つ期間は、
お乳を欲しがるといつでも飲ませますが、
生後3ヵ月もすると、お乳を飲もうとする子ザルを
時々突き放します。

赤ん坊は体を振って大声で泣き叫びます。
生後6ヵ月を過ぎると授乳拒否をもっと厳しくします。
こうして母ザルが主導権を持ってしつけをする
態勢ができます。

さらに生後10ヵ月になると、お乳を求めて
すり寄ってきても、わざと知らん顔をします。
その結果、赤ん坊は母ザルから少しずつ離れて
友達と遊ぶ時間が増え、自立の訓練を受けて
いくのです。

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高崎山の寄せ場では、係員さんが決まった時刻に
まず小麦をサーッとまきます。
するとサルは駆け寄ってきて拾って食べます。
赤ん坊も、生後2ヵ月頃から小麦に興味を持ち、
お母さんに倣って自分で一粒ずつ拾って食べることを
覚えます。

そのあと、彼らの大好きなサツマイモタイムが
ありますが、この時は大変です。
大人のサルだって、芋にありつくのは容易では
ありませんから、子ザルたちには高嶺の花で、
芋のカケラか皮にありつけたら”ラッキー!”です。

ある日、女性のお客さんが1匹の母ザルに
「お母さん頑張って!」と声援を送っていたそうです。
その母ザルは素早く動いて見事に芋を獲得。
1個を口にくわえ、3個を両手に持って戻ってきました。

「さすがお母さん、たくましい!」とその女性は拍手。
きっと子ザルに分けてやるんだろうと思っていました。
ところが母ザルの行動は、女性の予想を裏切るものでした
母ザルは、芋を求めて寄ってきた子ザルをバシッと
払いのけ、自分で全部食べてしまったのです。
見ていた女性は唖然としました。

またある時、1匹の子ザルが幸運にも大きな芋を
手に入れました。彼は嬉しそうに母ザルのところに
走っていきました。すると、あろうことか、
突然、母ザルはその芋を取り上げて自分で
ポリポリと食べてしまいました。

見ていた人たちは、「なんてひどい母親!」と驚き、
中には「鬼!」と叫ぶ人もいたそうです。
松井さんによれば、実は、これは母親の厳しい
訓練だというのです。

実際、子ザルが芋を手に入れた場合、母ザルが
取り上げなくても、すぐに他の大人ザルから
取られてしまいます。
これに懲りて、やがて子ザルも芋を手に入れたら
脱兎の如く駆け抜けて、自分しか入れない
小さな隙間に入って食べたりして、要領を
覚えていきます。

また、自然の山の中でも、母ザルは赤ん坊に
お乳は与えても、他の餌を与えることは絶対に
しないそうです。
子ザルを木の実や昆虫などの餌のある場所に
連れて行っても、母ザルは自分が餌をとって
食べるだけで知らん顔です。

決して餌を取って与えたりはせず、子ザルが
自分で探して食べるようにじっと見守るだけです。
過酷な大自然と仲間との競争の中で、
たくましく生きていけるように心を鬼にして
訓練しているのです。

それが母親としての真の愛情なのだというのです。
今、日本の子育て環境ではこんな傾向があります。

子供の欲しがるものを何でも与えてしまう親。
それが愛情だと思って細かいことまで面倒を
見すぎる親。それが結局、”いつまでも
抜けきらない依存心”や、”自分のことは
自分でするという自立能力の欠如”を招いている
一面があります。

松井さんは、自然から正しい教育のあり方を
学ぶべきだと言います。
「余計なものは与えない」「必要以上に手を
貸さない」という教訓です。

「与えるのが愛情」ではありますが、
「与えすぎない愛情」も必要なのです。・・・

ゆるゆる倶楽部
http://yuru2club.com/wp/


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早くに父が亡くなり、
家には新聞を購読する余裕がなくなった。
好きなのでなんとか読み続けたい。
少年は新聞配達を志願した。

配った先の家を後で訪問し、読ませてもらおうと
考えたのだ。小学5年の時から毎朝40軒に配った。
読み終わった新聞を見せてくれるおじいさんがいた。
その死後も、残されたおばあさんが読ませてくれた。

中3の時、彼女も亡くなり、葬儀に出た・・・

葬儀に出て、岩國さんは初めて、ある事実を
知ることになります
実は彼女は字が読めなかったと知りました。・・・

「てっちゃん(岩國さん)」が毎日来るのがうれしくて
おばあさんは新聞をとり続けていたのだ、と。
涙が止まらなくなった……

岩國さんはこれまで新聞配達の経験を語って
こなかった。
高校の同級生で長年連れ添った夫人にも。

しかし、今回、おばあさんへの感謝の気持ちを
表す好機と思い、応募した。
「やっとお礼が言えて、喜んでいます」。
きのう電話口で岩國さんはそう話した。

70年以上、朝日新聞を読んできたという。 
市長時代には本紙「私の紙面批評」欄を担当し、
当時の政治に関する社説を厳しく
批判したこともある。

きのうも「思い込みや独善が一つの欠点」と、
本紙への苦言を頂戴(ちょうだい)した。

新聞週間がはじまった。
失った信頼を取り戻すため、
身を切るような出直しに取り組む覚悟を
新たにする。

岩國さんの叱咤(しった)を肝に銘じつつ。
朝日新聞 天声人語

日本新聞協会の新聞配達エッセーコンテストで、
最優秀賞になった。題して「おばあさんの新聞」


こうして、こうすりゃ、こうなるものと、 知りつつ、
  こうして、こうなった



Photo



歌は心の走馬灯、歌は世につれ、
 世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…



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