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2017年3月14日 (火)

妄想劇場・歴史への訪問

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昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


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むかしむかし、京都に一匹のカエルがいました。
もう長いこと京都に住んでいたので、どこかちがう所へ
行ってみたいと思っていました。

ある時、大阪はとてもいい所だという話を聞いたので、
「よし、ひとつ、大阪見物にでも、行ってこよう。ケロ」と、
思いたち、さっそく出かけることにしました。

「よせよせ、大阪まではとても遠くて、たいへんだぞ。ケロ」
仲間のカエルが言いましたが、
「なあに、へっちゃらさ。大阪見物の話を聞かせてやるから、
待っていな。ケロ」と、言って、
そのカエルはピョンピョンと出かけて行きました。

真夏の事なので、お日さまはカンカンですし、
道は遠いし、カエルはくたびれてしまいました。
それでも大阪をひと目見たいと、ピョンピョンと
歩いていきました。

さて、大阪にも一匹のカエルがいました。
そのカエルも、もう長いこと大阪に住んでいましたので、
どこかちがう所へ行ってみたいと思っていました。

ある時、京都はとてもいい所だという話を聞いたので、
「よし、京都見物にでも、行ってこようか。ケロ」と、
さっそく、出かけることにしました。

「よせよせ、京都まではとても遠くて、たいへんだぞ。ケロ」
仲間のカエルが言いましたが、
「なあに、へっちゃらさ。京都見物の話を聞かせてやるから、
待っていな。ケロ」と、言って、そのカエルもピョンピョンと、
出かけていきました。

お日さまはカンカンてるし、道は遠いし、カエルは
くたびれてしまいました。それでも京都をひと目見たいと、
カエルは、ピョンピョンと歩いていきました。

京都と大阪の間には、天王山(てんのうざん)という
山があります。「この山をこせば大阪だ。ケロ」
京都のカエルは元気を出して、よっこら、やっこら、
山を登っていきました。

「この山を越せば京都だ。ケロ」
大阪のカエルも元気を出して、よっこら、やっこら、
山を登っていきました。

お日さまは暑いし、山道は急だし、京都のカエルも
大阪のカエルもクタクタです。
二匹とも、やっと天王山のてっペんにたどり着き、
そこでバッタリ出会いました。

「あなたは、どこへ行くんですか? ケロ」
「京都見物ですよ。ケロ」
「およしなさい。京都なんてつまりませんよ。わたしは
大阪見物に行くんですよ。ケロ」
「あなたこそ、およしなさい。大阪なんて
つまりませんよ。ケロ」

そこで京都のカエルは立ちあがって、大阪の方を
見ました。「本当だ。よく見ると、大阪も京都と
たいして変わらないや。ケロ」
大阪のカエルも、立ちあがって京都の方を見ました。

「本当だ。よく見ると、京都も大阪とたいして変わらないや。
ケロ」それなら行ってもつまらないと、二匹のカエルは
元来た道を帰っていきました。

でも、二匹のカエルが見たのは、本当は自分たちの
町だったのです。
えっ? なぜって、カエルの目玉は頭の上に
ついているでしょう。
だから立ちあがると、後ろしか見えないのです。
・・・

おしまい



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むかしむかし、嵯峨天皇(さがてんのう))が国を
治めていた頃の事。
都の御所(ごしょ)の近くに、こんな札が立てられて
いました。
《無悪善》
人だかりを見つけた見回りの役人たちが、
中へ割って入ります。

「どけ、何事だ! むっ、・・・?」
「お役人さま。いったい、何と書かれておるのですか? 
読んでお聞かせください」人々にたずねられて、
役人はすっかり困ってしまいました。

「『無、悪、善』。・・・こ、これはだな、その、難しくて、
わしらにゃチンプンカンプンじゃ。
これは帝(みかど)に、じきじきにお目にかけよう」

役人たちは立て札を引き抜くと帝に届けましたが、
帝にも立て札が読めません。
そこで帝おかかえの学者たちが、御所に
集められました。「その方たち。これは何と読み、
どんな意味じゃ?」

帝がたずねましたが、学者たちは、
「はて?」 「さて?」 「はてさて?」と、
考え込むだけで、誰も答えられません。

「ええーい、なんともふがいない。それでも学者か」
帝がなげくと、一人の学者が言いました。
「わたくしたちには無理ですが、学者であり、
書の名人でもある小野篁(おののたかむら)ならば、
読み解けるかもしれません」
そこでさっそく、使いが出されました。

やがて御所に現れた呼ばれたたかむらは、
立て札を一目見ると帝にたずねました。
「これを読み解くのは、簡単です。
しかし、あまり良い意味ではありません。
ありのままに読んでも、よろしいのですか?」
「よいから、はように申せ」
「では。

・・・これは、『悪』から『無』にもどり、『善』を終わりに
読むのです。
『悪』は、さがと読み、『無』は、なくば、『善』は、よい。

つまり、《さがなくばよい》。
嵯峨天皇がいなければ、世の中がもっと良いのに。と
言う、なぞかけ言葉にございます」
「な、なにっ! わしがいなければ良いじゃと!」

帝はひたいに青筋を立てて、たかむらを
にらみつけました。
「おかかえの学者たちが誰一人読めないのに、
お前はやすやすと読み解いた。と、言う事は、
これはお前が書いたに違いない!
お前は、島流しじゃ!」

島流しとは、罪人を離れ島に流して、そこから
一生出られなくする罰です。
帝の言葉に、たかむらが小さくつぶやきました。
「学問をつんだばかりに、いわれのない罪を
かぶろうとは。・・・世も末だ」

これを聞いた帝は、またたかむらをにらみつけました。
「なに! お前の学問がどれほどのものか、
試してやろう。しばらく、待っておれ!」
帝は、おかかえの学者たちに、文字のなぞなぞを
作らせました。「これで、いかがでしょう?」

おかかえの学者たちが考えたのは、
《子子子子子子》と書かれた文字でした。
帝には、何の事かさっぱりわかりません。
「・・・? これは、何と読む?」

「はい、子(ね)子(この)子(この)子(こ)
子(ね)子(こ)。
『ネコの、子の、子ネコ』で、ございます」
「なるほど、よく考えた! これなら、たかむらでも
読めまい」

帝はさっそく、このなぞなぞをたかむらに
つきつけました。
「これを読み解ければ、島流しは許そう。
だが読めねば、一生島暮らしだ」
すると、たかむらは、「わかりました。
これは『ネコの、子の、子ネコ』です」と、
いとも簡単に答えました。

「むっ、むむむ、正解じゃ」
くやしがる帝に、たかむらは言いました。
「この《子子子子子子》には、実は別の読み方が
あるのです」

「ほう、何と読むのじゃ?」
「子(し)子(しの)子(この)子(こ)子(じ)子(し)。
つまり、『獅子(しし)の、子の、子獅子(こじし)』で、
ございます」

それを聞いた帝は、思わず手を叩きました。
「うむ、あっぱれ。お前こそ、本当の学者じゃ」

こうして帝は島流しの罪を取り消すと、たかむらに
たくさんの褒美(ほうび)をとらせたという事です。

おしまい



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鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる




「笠地蔵 (かさじぞう) 」






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