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2017年4月13日 (木)

妄想劇場・一考編・ニュースの深層

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『ニュースの深層』

過去に起きていることから浮かび上がってくる
真実もある。・・・



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どうなることかと心痛めていたある日、
母は黙って村はずれの小屋を買って、祖母を移した。

朝晩の食事を運ぶのが私の役目だったのだが、
母方の祖母はひな人形のような人で、
しばらく生きて静かに死んだ。

父方の祖母が寝たきりになったのは、
それから三年後のことである。

あさはかな私は、
母がどのような仕返しをするかとドキドキした。

ところが母は真心こめて、というか、
実に淡々と温かく姑を看取ったのである。

勤めから戻った父が襖を開ける。

たまたまおむつの替えの場に行き合わせたりすると、
「ただいま」よりも先に「うっ」と鼻をおさえて
逃げ出すしまつである。

父は母に「すまん」と言い、
「それにしてもあんたはあの臭さによう辛抱できるなぁ」
と感に堪えないふうであった。

それに対する母の答えに、
父も私も驚かされたものである
母は笑って、
「なあんも。私には何もにおいませんですよ」
と答える。

父や私が不思議がると、
介護する人の鼻を封じるのは、
一にも二にも病む人の信心のおかげ、
「おばあさんの徳です」と言うのであった。

なるほど父方の祖母は
ある神様への朝詣でを欠かさぬ人ではあったが、
それが理由だとは思えない。

母は父を死ぬほど愛していた。

子どもの私の目にも照れくさいほど愛していた。

もともと献身的な母の性格に、
父の喜ぶ顔みたさが半分はあったとしても、
本人は気づかずに姑を心底大事にしたのだと思う。

そうしてひとまわりも若いのに、
母の方が父より先に死んだ。

母を抱いて抱きしめて、
号泣したあの日の父が忘れられない。

仏前の座布団が凹むほど母を恋い慕った父は、
私の手を払いのけるようにして、
10カ月後に母の処へ旅立った。

夫婦は二世(にせ)。
本当かもしれない。


Author :川柳作家・時実新子(2007年逝去)
http://kandoustory.con-ple.com/





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6歳の娘がクリスマスの数日前から欲しいものを
手紙に書いて窓際に置いておいたから、
早速何が欲しいのかなぁと夫とキティちゃんの
便箋を破らないようにして手紙を覗いてみたら、
こう書いてあった。

「サンタさんへ 
おとうさんのガンがなおるくすりをください! 
おねがいします」
夫と顔を見合わせて苦笑いしたけれど、
私だんだん悲しくなって少しメソメソしてしちゃった。

昨日の夜、娘が眠ったあと、夫は娘が好きな
プリキュアのキャラクター人形と
「ガンがなおるおくすり」と普通の粉薬の袋に
書いたものを置いておいた。

朝、娘が起きるとプリキュアの人形もだけれど、
それ以上に薬を喜んで「ギャーっ!」って嬉しい
叫びを上げてた。

早速朝食を食べる夫の元にどたばたと行って
「ねえ! サンタさんからお父さんのガンが治る
お薬貰ったの! 早く飲んでみて!」 っていって、
夫に薬を飲ませた。

夫が「お! 体の調子が、だんだんと良くなって
きたみたいだ」と言うと娘が、 「ああ! 良かった~。
これでお父さんとまた、山にハイキングに行ったり、
動物園に行ったり、運動会に参加したりできるね~」
……っていうと 夫がだんだんと顔を悲しく歪めて、
それから声を押し殺すようにして「ぐっ、ぐうっ」って
泣き始めた。

私も貰い泣きしそうになったけれどなんとか
泣かないように鍋の味噌汁をオタマで掬って
無理やり飲み込んで態勢を整えた。

夫は娘には「薬の効き目で涙が出てるんだ」と
言い訳をしてた。
その後、娘が近所の子に家にプリキュアの人形を
持って遊びに行った後、
夫が 「来年はお前がサンタさんだな…。
しっかり頼むぞ」と言ったので、 つい私の涙腺が
緩んで、わあわあ泣き続けた。
お椀の味噌汁に涙がいくつも混ざった。・・・



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前回の流産のとき、私の妹が妻に言った言葉・・・
「中絶経験があったりすると、
流産しやすい体質になっちゃうんだって。」

そのあまりにも人を思いやらない言葉に私は激怒し、
それ以来 妹夫婦とは疎遠になっている。

妻は口には出していないが、もの凄く辛い思いを
していたと思う。だから、今日までなんとか2人で
頑張ってきたが、3度目の流産。・・・

前回も前々回の時も「また、頑張ろう」と励ましてきたが
励ます言葉が妻にプレッシャーをかけるような
気がして、何も言えなかった。

いや、そうではない。

今考えるとおそらく、3度目の流産を告げられて
子供がいない人生を私は模索し始めていたんだと思う。

私は、冷淡な動物だ。情けない。
「ごめんね・・・。でも、もう私頑張れないかも。
もう、駄目だと思う。」
待合室に妻の嗚咽だけが響く。

「ううん・・・こればかりは、運だから・・・・」
それ以上、かける言葉が見つからなかった。

その時、4~5歳ぐらいの男の子が近づき、
そして妻の隣に座った。そして
その子との出会いは、忘れられないものになった

「あのね、これあげるから、もう泣かないで」
その子が差し出した手の上には2つの指輪。
おそらくお菓子のおまけだと思う。

男の子「水色のは泣かないお守り。
こっちの赤いのはお願いできるお守り。」

私「いいの?だって、これ、ボクの
お守りなんでしょ?」

男の子「いいよ、あげるよ。ボクね、これ使ったら
泣かなくなったよ。
もう強い子だから、いらないの」

私「赤い指輪は?お願いが叶うお守りなんでしょ?。
これは、いいよ」

男の子「これね、2つないとパワーがないんだって。
おとうさんが言ってた」

そう言うと男の子は「だから、もう泣かないで」と
言いながら妻の頭を撫でた。

少し離れたところから「ゆうき~、帰るよ~」という
彼のお父さんらしき人が彼を呼ぶと、男の子は
妻の膝に2つの指輪を置いて
「じゃあね、バイバ~イ」と言って去っていった。

今時珍しい5分刈頭で、目がくりっとした
かわいい男の子だった。
私はその子の後姿をずっと目で追っていたが、
ふと隣を見ると妻は2つの指輪をしっかりと
握り締めていた。

迷信とか宗教とかおまじないとか、
そういったものはまったく信じない2人だけど
この指輪だけは、私たちの夢を叶えてくれる
宝物に見えた。

その日から妻は、さすがに子供用の指輪なので
サイズが合わないため、紐をつけて
キーホルダーにしていた。

それから2年半後の今年2月9日、我が家に
待望の赤ちゃんが誕生した。
2770gの女の子。

名前は、あの男の子にあやかって
「有紀(ゆうき)」にした。
生まれる前から、男の子でも女の子でも
「ゆうき」にしようと決めていた。

ゆうきくん、あの時は本当にありがとう。

あの時、君に会えていなかったら、
君に慰めてもらえなかったら
今、この幸せを感じることはできなかったと思う。

私たち家族は、君に助けてもらいました。
君からもらった2つの指輪は、
娘のへその緒と一緒に、大事に保管してあります。
我が家の宝物です。

うちの娘も、君のように人に幸せを分けて
上げられるような子に育って欲しい。

本当に、本当にありがとう。・・・


2chの切ない話しまとめ。
http://kandoustory.con-ple.com/




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歌は心の走馬灯、歌は世につれ、
 世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…



窓の外の女






P R : 

G・ブラックコート  

黒の復活 (黒のコーティング)

G02

未塗装樹脂部分の白くなっている
箇所を→ 黒くします。



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