« 妄想劇場・番外編・「蜜月の逆説」 | トップページ | 妄想劇場・特別編 (知られざるニュース) »

2017年5月 2日 (火)

妄想劇場・言葉の魔術師

V0151111112



一青窈「ハナミズキ」

時代が歌を生み出し、歌が時代を動かすことが
あるのは今も昔も変わらない。
一青窈の代表作、「ハナミズキ」に込められた想い。

ある事件がきっかけで生まれたというのは有名な
エピソードだ。2001年9月11日のアメリカにおける
同時多発テロである。


ハナミズキ



しかし、その事実を伝え、記録に残すことが
この歌の役割ではない。彼女が詞を書くにあたり、
契機となったのは事実だが、
未来に向け、平和への願いを歌というカプセルに
積め込んだのがこの作品だ。

歌の背景にある歴史的なエピソードのことから

「ハナミズキ」という歌を皆さんがどう受け止めているかを
ネット上で調べてみた。
すると、多くの人がこの歌を真剣に受け止め、
さまざまな感想を述べていることが分かった。
いい加減に聞き流している人は居なかった。

きっとそれは、ここに並ぶ言葉が、すべて
研ぎ澄まされた真摯なものだからだろう。
彼女はこの歌の詞作において、溢れ出た言葉を
まず掃き出して必要なものだけを残したそうだ。

それはあたかも様々なテクニックを駆使して
いったん書き上げた絵画を、しかし最後は
余計なものを総てそぎ落とし、線画だけにしたような
感覚だろうか。

彼女は時にエッセイも発表するが、この歌に関して
記述したものもある。なかでも興味深いのは、
『明日の言付け』に書かれていることだ。

彼女は、まずみなさんもどこかで目にしたであろう
この木にまつわるエピソードを紹介する。
明治45年。当時の東京市長であった尾崎行雄は、
アメリカ大統領に日米親善のため桜の木を贈り、
その返礼として三年後に贈られてきたのが
ハナミズキだった。

実は一青窈は、ツアー中に尾崎の孫から一枚の
色紙をもらったという。
すでにこの歌が世に出てからのことだろうが、
そこに尾崎の言葉として、「人生の本舞台は常に
将来に在り」とあったそうだ。

それはそのまま「ハナミズキ」に込めた
想いにも通じる。
彼女はさらに、この歌に込めた想いとして、
「意地悪な心の芽を摘んで、やわらかな気持ちが
連鎖してほしいもの」と書いている。

これは「歌に出来ること」を信じて、でも
過信しすぎない彼女ならではの表現だと想う。
曲調、細やかな彼女の歌唱…。
歌詞以外にも、この歌が流れた時の場の空気
そのものが、我々を“やわらかな気持ち”へと誘う。

「百年続きますように」と歌えた理由。

歌詞の冒頭の“空を押し上げ”て“手を伸ばす君”とは、
ハナミズキそのものを連想させる。
そしてこの樹木の花(実は我々がそう思っているのは
正確には萼(がく)の部分なのだそうだ)は、
垂れたりせず、てっぺんを向いているので、
まさに空を押し上げるイメージだ。

そしてもっとも印象的なフレーズである
“百年続きますように”は、日米の友好関係の
ことかもしれないし、日米に限らず、
すべての国同士のことにも当てはまる

(この歌が同時多発テロを契機に書かれたことを
思い出せば尚更である)。
しかし男女関係、または親子関係がテーマの
歌と捉えるなら、両者の愛情よ永遠に、という
願いだろう。

いずれにしろ、その根底にあるのは彼女の
言葉通り、“やわらかな気持ち”の連鎖を願う、
ということではなかろうか。
誰も自分の百年後は分からない。
でもその連鎖を信じるなら、それまで
不確だったことも確かに思えてくる。

個人的に心に響くのは、“一緒に渡るには
“船は沈んじゃう”のところ。これは
人間の欲望を受け止めるにしても、
「そろそろキャパ・オーバーですよ」という
警告とも受け取れ、“お先にゆきなさい”からは、
無私の愛が感じられる。・・・

フジテレビ系連続ドラマ
「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」
主題歌 一青窈「他人の関係






一青窈 ・女性シンガー。
1976年9月20日生まれ。
2002年にシングル「もらい泣き」でデビュー。
独自の世界観が注目を集め、
数々の音楽賞や新人賞を受賞する。

音楽以外でも、映画への出演や詩集「一青窈詩集
みんな楽しそう」を発売するなど、活動の幅を
広げている。

フジテレビ系ドラマ「昼顔~恋人たち~」の
主題歌で金井克子(69)のヒット曲をカバーした
「他人の関係」がヒットした

まさにご自分の不倫 関係を堂々と肯定し、
せつせつと情感をもって歌っているようだった

音楽特番で同曲を披露した際には、あまりにも
感情が入り過ぎたパフォーマンスで、
司会をつとめたSMAPの中居正広が
『一青さん、なんかあったの?』と心配していた。

交際が報じられていた、音楽プロデューサーの
小林武史氏と破局していたことを発売中の
「フラッシュ」)が報じていた。

やはり、昼顔と同じように・・・
不倫や略奪愛はうまくいかないということでしょうか。


Author : 小貫信昭の名曲!言葉の魔法





P R :

Bu

隙間産業(ニッチ市場)

« 妄想劇場・番外編・「蜜月の逆説」 | トップページ | 妄想劇場・特別編 (知られざるニュース) »

妄想劇場」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1772781/70447460

この記事へのトラックバック一覧です: 妄想劇場・言葉の魔術師:

« 妄想劇場・番外編・「蜜月の逆説」 | トップページ | 妄想劇場・特別編 (知られざるニュース) »

最近のトラックバック

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フォト
無料ブログはココログ

流れ雲(^o^)