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2017年6月 9日 (金)

妄想劇場・一考編・ニュースの深層

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過去に起きていることから浮かび上がってくる
真実もある。・・・


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いつの時代も必ず話題になる住民問題の一つ、
「子供の声」。
マンションや住宅集合地ではおなじみといっても
過言ではないこの問題は、常に賛否の声が分かれる
話でもあります。

とある大型マンションでの話。管理人室に
寄せられたのは、3世帯からの苦情の声でした。

「隣の家の泣き声がうるさくて、夜も眠れない。
なんとかしてほしい」
「夜中にも関わらず大きな泣き声が聞こえてきて、
眠れない。こんなところには住めない」
「子供の声がうるさすぎる。騒音」

相当、悩まされていたのでしょうか。
非常に強い文調で綴られている、子供の声に
対しての苦情文。

それに対して、マンションの管理人が、
一つの行動を起こしたのです

3世帯から寄せられた、子供の声に関する苦情。
それに対して、マンションの管理人は、
「意見書」という書式で、一つのメッセージを
綴るのでした。

そしてその3世帯に対して、プリントを投函します。
その意見書の中味には・・・

管理人の問題の解決に尽力している「努力」と、
それでもこの問題の根本にある「子供との接し方」
についての意見が綴られていたのでした。

管理人の○○です。△△△号のお子様の泣き声等に
関わる騒音のご意見、拝読しました。
この度、管理会社に稟議を通し、特別予算として、
子供の泣き声に対しての防音措置を取るべく
防音シートの購入予算を確保いたしました。

(中略)

取り急ぎ、△△△号の部屋に防音シートを施工することが
決まっており、これによりかなりの防音効果が見込めると
考えております。
またご希望者には△△△号に隣接している部屋に対しての
防音シートの施工を行いますので、ご希望の場合は
管理人室までお申し付けください。

ただ、一点、管理人の○○から、個人的な考えを
お伝えさせていただきたいと思います。

私たちには皆、幼少期がありました。
個人差はあれども、私たちは記憶にない時間の中で、
幾多の癇癪を起こし、部屋を汚し、お漏らしをし、
他人に迷惑を掛け、そうして今の時まで成長することが
できました。

それができたのは、記憶にもない時期の、
迷惑極まりない赤ん坊行為を数多くの人々が受け入れ、
許容し、それでも愛してくれたからではないかと
考えております。

(中略)

今回、△△△号のお子様の泣き声等について、
相当のストレスを抱えていることと存じます。
ただし、それは、私たち大人が記憶にない
幼少期にやったことと、全く同じことなのです。

その時、親は、近所の人は、町の人々は、
どのようにあなたのことを見ていたでしょうか。
迷惑と責め立て、騒音と扱い、排除しようと
していたでしょうか。

(中略)

この度、生活に支障をきたしているということを
理解した上で、特別措置を行いました。
ただそれでも尚、私たち大人のあるべき姿として、
赤ん坊行為を排除する様な態度・言動を行うのは
控えた方がいいのではないでしょうか。

彼ら・彼女らは、まだ記憶もない赤ん坊です。
泣くのが仕事です。
迷惑をかけながらも成長するのが仕事なのです。

どうか、マンション内や近隣の場所で△△△号の家族や
子供に会った時は、温かく受け入れる様、
お願い申し上げます。

その後、この管理人のメッセージに共感したからなのか、
単純に元の部屋の音が軽減されたからなのか、
結果的にこの3世帯から、防音シートの施工依頼は
全く来なかったそうです。

もちろん、子供の声で本当に生活に悪影響を
及ぼしてしまう人がいて、苦しんでいる人が
いることはわかっています。

それでもこの管理人の話を聞いて、そうして
私たちも子供の頃に迷惑をかけてきたという事を、
決して忘れてはいけないように感じました。

私たちが記憶のない時に、たくさんの人たちが、
私たちの迷惑な行動を受け入れてくれて
きたのですから。・・・

多くの人に関わるこの問題。

この管理人様からのメッセージが、
何かしらの気づきのきっかけになる事を
願ってやみません。・・・




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近所に住んでるご夫婦の話です。
おじさんは無口な土建屋の事務員。
おばさんは自宅で商売をしていて、雑貨から
野菜などまで何でもある、ミニスーパーみたいな店で、
朝から晩まで年中無休で働いている人でした。

当然、晩ご飯なども、遅くなるのが常でした。
おじさんが7時ころ帰ってきても、食事するのは
9時過ぎ、そんなことがしょっちゅうでした。

洗濯ものはたまる。掃除も毎日はできない。
休日も一緒に過ごせない。
おばさんは、結婚して以来、そのことを心の中で
申し訳ないと思い続けていたそうです。

昨年の秋、おばさんは、長年の疲れからか
体調をくずし、1週間の入院をすることになりました。

コンビニがあるから大丈夫だとおじさんは
言ってましたが、おばさんは、毎日持っていく
お弁当や食事の支度さえ出来ずに、迷惑ばかりかけて
申し訳ないと落ち込んでいました。

おばさんが入院した4日後、おじさんの会社に
ラジオ番組の取材がきました。
ローカル番組のコーナーのひとつで、
「会社対抗クイズ」みたいなものです。

私は前日に知っていたので、翌日、ラジオを
持ってお見舞いに行きました。
休憩室のような場所で、持っていたラジオを
おばさんと二人で聞きました。

そのクイズ自体におじさんは登場しませんでしたが、
話の流れで、「自分の奥さんは○点だ」と
いうようになってインタビューには、
クイズ参加者以外の人にマイクがまわってきます。

それぞれが「結婚後にプラス20キロだから
50点」とか、「料理が下手だから40点」とか、
自分の奥さんの悪口を言って笑いをとる、
みたいな雰囲気になっていました。

私は、「あ、やばいかな・・・」と思いはじめ、
おばさんも何か落ち着かないような暗い表情に
なってきました。

そう、もしもおじさんにマイクが渡されたら、
おじさんは何というだろう、
いったいおばさんに何点をつけるんだろう。

日ごろから、申し訳ないと思ってるおばさんの
気持を考えると、私までいたたまれない
気持になってきました。

そして・・・
ついにアナウンサーがおじさんの作業服の
ネームを呼びました。

小学校の授業中でもよくあることでしたが、
あたってほしくない、と思ってるときに限って、
自分によく指名がきたものです。

このときもそうでした。
おばさんの気持を考えれば、当たって
欲しくないなぁと私は思っていたのです。

「○○さんの奥さんに点数をつけるなら
何点ですか?」
おばさんは、小さく泣きそうな声で
つぶやきました。「20点……」

その瞬間、おじさんがラジオの向こうから
大きな声で言いました。
「98点!あれでなきゃ、ワシの嫁は無理だ」

おばさんを見ると、両手に顔をうずめて
泣いていました。

おじさんとおばさん、なんていい夫婦
なんだろう!と、昨年で一番の感動を
私はいただいたのでした。
            

      
      
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歌は心の走馬灯、歌は世につれ、
 世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…



ゆれて・・・恋ごころ






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