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2017年6月 4日 (日)

妄想劇場・歴史への訪問

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昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


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むかしむかし、吉四六さんと言う、とてもゆかいな人が
いました。
以前、吉四六さんはキジを売っていると勘違いさせて、
カラスを売りつけて大もうけした事がありましたが
これはそれからしばらくたったある日のお話しです。

今度は吉四六さん、町にすす竹を売りにやって来ました。
「ささや~ぁ、すす竹~ぇ」
吉四六さんが声を張り上げて町の中を歩いていると、
その姿を見た一人の商人が隣の店に飛び込みました。

「河内屋(かわちや)さん! ちょっと、ちょっと」
「これはこれは、虎屋(とらや)さん。どうしました?」
「ほれ、いつか。かごの上にキジを乗せて安い値で
『カラス、カラス』と言って売りに来た男がいましたね。

それを見て『きっと、カラスとキジの見分けがつかない
田舎者だ』と思って、『カラスをくれ』と言うと、中から
本物のカラスを取り出して売りつけたではありませんか」
「ああ、ありました。覚えていますよ」

「そう、その男が今、すす竹売りに来たんですよ。
どうです?あの時の腹いせに、うーんと油をしぼって
やろうじゃありませんか」

そう言って虎屋と呼ばれた男は、河内屋にある
作戦をささやきました。
「なるほど、これはおもしろい」
「でしょう。そら、やって来ましたよ。・・・

おい、すす竹売り!」虎屋が吉四六さんに、
声をかけました。
すると吉四六さんは、すぐにやって来て、
「へい、ありがとうございます」と、頭を下げました。

「ささを、一本くれないか。いくらだ?」
「はい。十文でございます」
「それ十文だ。とっときな」
「はい、ありがとうございます」

「おい、おれには、すす竹一本くれ」
 今度は、河内屋が声をかけました。
「はい、ただいま」
吉四六さんが何気なくすす竹を一本渡すと、
河内屋はいきなり怒り出しました。

「おいこら! これは虎屋に売ったのと同じではないか! 
虎屋は『ささ』で、おれは『すす竹』と言ったんだ!」
虎屋も、吉四六さんに詰め寄りました。
「そうだ! 『ささや、すす竹』と言うからには、
違う物でなければならん。

見れば、みんな同じ物だ。お前はかたりだ!
(→人をだまして、お金を取ること) 
ふといやろうだ!」全くのいちゃもんですが、
でも吉四六さんは平気な顔で言いました。

「これはこれは、誰かと思ったら、虎屋の旦那で」
「うん、いかにもおれは虎屋だ」
「お名前は、権兵衛さんで?」
「ああ、権兵衛だが、それがどうかしたか?」

「ヘヘへ、そちらさまは、河内屋の久六(きゅうろく)さんで?」
「そうだ。河内屋が屋号(やごう)で、名が久六だ。
さあそれよりも早く、ささでないすす竹を寄こせっ!」

すると吉四六さんは、腹をかかえて笑い出しました。
「な、なにを笑う!」
「いや、実はわたしの売っている竹は、屋号が笹屋で、
名前がすす竹と申すのです。

屋号で呼んでも名前で呼んでも、物はどちらも
同じ物ですよ」
それを聞いた二人の商人は、
「ちくしょう、またやられたわ!」と、言って、
おとなしく店の中に帰って行きました。

・・・

おしまい



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そこで村人たちは、『カブ焼き甚四郎』と呼んでいました。
でも、甚四郎は気にする様子もなく、毎日、畑で
カブを作っては、そのカブを焼いて食べていました。

ある日の事、村人たちがこんな話をしていました。
「甚四郎も、嫁さんでももらえば、村の為に頑張って
くれるかもしれんなあ」
「そうだな。どこかに、いい嫁さんはいないだろうか?」
「そう言えば、朝日長者に娘がおったぞ」

そして貧乏な甚四郎のところへ嫁に来てもらうために
、村人たちは朝日長者の屋敷の前で、ちょっと
芝居をすることにしました。

「かぶ焼き甚四郎のお国とりー」村人たちは、
大声で長者に知らせたのです。
朝日長者はそれを聞いて、甚四郎を立派な長者だと
勘違いをして、娘を嫁に行かせることに決めたのです。

「よし、うまくいったぞ」村人たちは、大喜びです。
ところが、嫁にきた朝日長者の娘は、甚四郎の
家を見てびっくり。
立派な屋敷だと思っていたのに、甚四郎の家は
ボロボロの掘っ立て小屋です。

それに夫の甚四郎は、毎日ニコニコとカブばかり
焼いて食べているのです。
嫁さんは、そんな暮らしにがまん出来なくなり、
嫁入りの時に持ってきた反物を出して言いました。
「あなた、この反物を町で売ってきて!」

「へい」 甚四郎は上等できれいな反物を持って、
町へ売りに行きました。
すると、反物屋の主人は喜んで、
「これは、素晴らしい反物ですな」と、甚四郎に
たくさんのお金を払いました。

大金を手に入れた甚四郎は、家に帰る途中の畑で、
わなにかかった鷹を見つけました。
「おや、かわいそうに」甚四郎がわなをはずしてやると、
鷹はバサバサと羽を広げて空へ飛んで行きました。

「鷹よ。元気でなー」甚四郎が見送っていると、
それを見た畑の持ち主が、かんかんに怒りながら
走って来ました。

「この野郎! せっかく捕まえた獲物を逃がしやがって!」
甚四郎が謝っても、畑の持ち主は許してくれないので、
「では、これでかんべんしてくれ」と、反物を売ったお金を
全部あげてしまいました。

「嫁さん、怒るかな?」甚四郎は、そう思いましたが、
鷹を助けた事がうれしくて、
「まあ、何とかなるだろう」と、のんきに口笛を
吹きながら歩いていきました。

すると川の岸に、さっきの鷹がいるのが見えました。
甚四郎がかけよると、鷹は、何とカッパを
おさえつけているのです。
鷹に押さえつけられたカッパは、泣きながら甚四郎に
頼みました。

「助けてください。助けてくれたら、カッパの宝物の
延命小槌(えんめいこづち)を差し上げます。
延命小槌は、振りながら欲しい物を言うと、
その願いをかなえてくれます」

それを聞いた甚四郎は、鷹に言いました。
「助けてやれや」そのとたん、鷹はカッパを離して、
空へと飛んで行きました。
「ありがとうございます」

カッパは甚四郎にお礼を言って、約束通り川の底から
延命小槌を持って来ました。

さて、家に帰った甚四郎は、嫁さんを呼ぶと、さっそく
延命小槌を試してみました。
「米出ろ。米出ろ」すると本当に、小槌を振るたびに
ザクザクとまっ白な米が出て来るのです。
甚四郎も嫁さんも、大喜びです。

そして小槌から立派な屋敷を出して、自分たちも
いい着物を着て、嫁さんの両親の朝日長者を招待しました。
招待された朝日長者は、立派な屋敷を見てびっくりです
「こんなに見事な屋敷と庭は、見たことがない」
「本当に。娘は幸せ者ですねえ。いい方に
もらっていただいて」朝日長者は、ご機嫌です。

その夜、家へ帰ろうとする朝日長者に、嫁さんが
いいました。「泊まっていかれないのですか?」
「ああ、若い二人の邪魔をしてはいけないからな」
「でも、こんなに帰る道が暗いと、わたくしどもも
心配です」

すると甚四郎は、火の付いた松明を持ってきて
言いました。「なら、夜道を明るくしましょう」
そして甚四郎は、なんと自分の屋敷に、松明の火を
つけたのです。

メラメラと音をたてて甚四郎の屋敷が燃えあがり、
あたりが昼間のように明るくなりました。
「なんと、もったいない」

おどろく朝日長者に、甚四郎と嫁さんは、
「どうぞ気になさらずに。朝日長者のお屋敷に着く頃まで、
わたくしどもの屋敷は燃え続けて明るいでしょう。
さあ、ゆっくりとお帰りください」と、笑いながら
見送ったそうです。

・・・

おしまい


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鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、そばで
  地蔵が食べたがる








P R :

Bu

隙間産業(ニッチ市場


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