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2017年9月12日 (火)

妄想劇場・歴史への訪問

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昨日という日は歴史、今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


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むかしむかし、あるところに、おじいさんと
おばあさんが住んでいました。

ある日の事、おじいさんが山の畑で草むしりを
していると、草むらに一匹の子ネコがいました。

「おおっ、可哀想に。腹を空かせとるようじゃな。
どれ、一緒に家に帰ろうな」
山で拾った子ネコを、おじいさんとおばあさんは
まるで自分の子どものように大事に育てました。

ある日の事、納屋(なや→物置)の中で何やら
変な音がするのに気がついたネコが、
納屋へ入っていきました。

♪それやれ、みがけやみがけ、ネズミのお宝。
♪つゆのしっけをふきとばせ。
♪それやれ、みがけやみがけ、ネズミのお宝。
♪みがいてみがいて、ピッカピカ。

納屋の床にある小さな穴の中から、ネズミたちの
歌う声が聞こえてきます。

次の日も、ネコは納屋に入ってみました。
するとキョロキョロと、まわりを見回しているネズミを
見つけました。
ネズミは袋からこぼれた豆を、拾おうとしています。

そのとたん、ネコはネズミに飛びかかっていきました。
「ひゃ~っ!」
おどろいたネズミは、今にも泣きそうな声で言いました。
「お願いです。
どうかわたしを、見逃して下さい。

わたしたちネズミは、ネズミのお宝をみがかなくては
なりません。これは、大変な仕事なのです。
疲れがたまったのか、お母さんが病気で倒れて
しまったのです。それでお母さんに栄養をつけさせようと、
豆を探しに出て来たところです。

お母さんが元気になったら、わたしはあなたに
食べられに出てきます。
それまでどうか、待ってください」
「・・・・・・」

ネコは、ネズミをはなしてやりました。
「ありがとうございます。約束は必ず守りますから」
子ネズミが穴の中へ帰ってしばらくすると、
ネズミたちの前に豆がバラバラと落ちてきました。

子ネズミが驚いて顔をあげてみると、なんとネコが
一粒一粒、豆を穴から落としているのです。
子ネズミは豆をお母さんに渡すと、ネコの前に
出て言いました。

「ネコさん、ありがとう。
これでお母さんも、元気になる事でしょう。
さあ約束通り、わたしを食べて下さい」

しかしネコは持っていた残りの豆を子ネズミの
前に置くと、そのまま納屋から出て行きました。
「ありがとう。ネコさん」
ネズミの目から、涙がポロリとこぼれました。

それから何日かたった、ある日の事。
納屋の方から、♪チャリン、チャリンと、
いう音がします。

納屋の戸を開けたおじいさんとおばあさんは、
目を丸くしました。
「これは、どうした事じゃ?」
なんと床の穴の中から、小判がどんどんと
出てくるのです。

そして小判のあとから子ネズミ、母ネズミ、
ほかのネズミたちも出て来ました。
子ネズミが小さな頭をペコリと下げると、
「おかげさまで、お母さんの病気もすっかり
よくなりました。
本当に、ありがとうございました。

それとネズミのお宝を、無事にみがき終える
事が出来ました。
お礼に少しではございますが、この小判を
お受け取りください」と、山のように積み上げられた
小判を指さしました。

「なんと、このお宝をわしらにくれるじゃと」
それはおじいさんとおばあさんが二人で
暮らしていくには、十分すぎるほどのお宝でした。

こうしておじいさんとおばあさんは、いつまでも
何不自由なく元気に暮らす事が出来ました。
もちろんネコと一緒に、ネズミたちもとても
可愛がったという事です。
・・・
おしまい





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むかしむかし、モグラの夫婦に、可愛い女の子が
生まれました。
モグラのお父さんは、その可愛い子どもを見て
言いました。
「こんないい子を、モグラなんかのお嫁にやるのは
もったいない。出来る事なら、この世で一番えらい
お婿さんを探してやろう」

それを聞いたモグラのお母さんも、お父さんに
賛成しました。「そうですね。この子がお嫁に行くのは、
一番えらいお婿さんじゃないと。
・・・でも、誰が一番えらいのかしら?」

「そうだな。この世で一番えらいのは、やはり
おてんとうさまだろう」
「そうですね。では、おてんとうさまのところへ、
お嫁にやりましょう」
そこでモグラの夫婦は、おてんとうさまの所へ
頼みに行きました。

「おてんとうさま、おてんとうさま。
わたしたちに、とても器量よしで利口な娘が生まれました。
どうか娘を、一番えらいおてんとうさまのお嫁に
もらってください」

すると、おてんとうさまが言いました。
「それはうれしいが、だが、わたしは一番えらくはないよ。
さすがのわたしでも、雲が来れば隠されてしまうんだ。
だからわたしよりもえらい、雲にもらってもらえばいいぞ」
そこで夫婦は、雲の所へ行ってお願いしました。

「雲さま、雲さま。
わたしたちの所に、とても器量よしで利口な娘が生まれた。
どうか娘を、一番えらい雲さまのお嫁にもらってください」
すると、雲が言いました。

「それはうれしいが、だが、わたしは一番えらくはないよ。
さすがのわたしでも、風が吹けば吹き飛ばされてしまうんだ。
だからわたしよりもえらい、風にもらってもらえばいいぞ」
そこで夫婦は、風の所へ行ってお願いしました。

「風さま、風さま。
わたしたちの所に、とても器量よしで利口な娘が生まれた。
どうか娘を、一番えらい風さまのお嫁にもらってください」
すると、風が言いました。
「それはうれしいが、だが、わたしは一番えらくはないよ。
さすがのわたしでも、土手を吹き飛ばす事は出来ないんだ。
だからわたしよりもえらい、土手にもらってもらえばいいぞ」
そこで夫婦は、土手の所へ行ってお願いしました。

「土手さま、土手さま。
わたしたちの所に、とても器量よしで利口な娘が生まれた。
どうか娘を、一番えらい土手さまのお嫁にもらってください」
すると、土手が言いました。
「それはうれしいが、だが、わたしは一番えらくはないよ。
さすがのわたしでも、お前たちモグラにくずされてしまうんだ。
だからわたしよりもえらい、モグラのお嫁に
なった方がいいのではないのか?」

「そうか、一番えらいのは、おてんとうさまでも、雲さまでも、
風さまでも、土手さまでもなく、我々モグラだったのか。
それでは娘は、この世で一番えらい、モグラの
お嫁にするとしよう」

こうしてモグラの夫婦は、やがて大きくなった娘を
モグラのお嫁さんにしたのでした。

・・・・おしまい


鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで 地蔵が食べたがる



授業参観日、
一人の女の子の作文が親達の意識を変えた






P R :

0661211

隙間産業(ニッチ市場 )

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