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2018年9月14日 (金)

妄想劇場・歌物語

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NHK『みんなのうた』の中でこんな歌が歌われました。
秋元康作詞・片桐周太郎作曲で、AKB48が
歌っています。
しんみりしたいい歌です。

その歌詞を下敷きにすると、こんなストーリーです。
ある田舎町の駅の近くに、二つの店が
並んでいました。

今だと、小さな専門店さんがうまく商売を
やっていくには、ちょっと難しい環境だから、
少し前の時代でしょうか。

履物屋さんと傘屋さんでした。
おのおのの店には、おばあちゃんが居て、
この二人はとても仲良しでした。

お二人ともご主人に先立たれ、子供たちも
自立していたのでしょう。
おばあちゃんたちに残されたのは、おのおのの
お店だけ。

それでも、お互い一人暮らしの寂しさは、
お隣どうし、行ったり来たりのお付き合いで、
ずいぶん慰められている様子でした。
お年寄りにとって、話し相手がそばにいるのは、
とても心強いことです。

そんなおだやかな日々でしたが、
ある日、履物屋のおばあちゃんが亡くなって
しまいます。
微笑みながらの旅立ちだったそうです。

傘屋さんのおばあちゃんも、やがて、
後を追うように亡くなりました。

それぞれの家族が、残された家の中の
遺品整理などをやっていました。
両方のお店の奥を見て、家族は驚きました

履物屋さんの押し入れからは、傘がいっぱい
出てきたのです。
傘屋さんの押し入れからは、履物がいっぱい
出てきました。

いったいどういうことでしょう。

履物屋さんからは傘がいっぱい、
傘屋さんからは履物がいっぱい。

おばあちゃんたちは、お互いの店まで行ったり
来たりしながら、自分たちがお互いにお客さんに
なっていたのです。

忙しい現代人からしたら、なんてムダなことを。
お金のムダ、時間のムダじゃない。
これだから年寄りは……。
…そんな声も聞こえてきそうです。

でも、この歌の歌詞の最後はこうです。

「履物の数だけ、傘の数だけ、
しあわせがそこにありました。
しあわせがそこにありました」

こんな歌です。






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彼は小さなタクシー会社の運転手さんです。
気が短かく、接客態度もあまりよくありません。

それなのに、病院に通うお年寄りからは、圧倒的な
人気があるのです。

お年寄りを乗せて病院の玄関前に着くと、
気短かな彼は、お年寄りが降りるのを待っていられません。
彼がお年寄りから絶大な人気を得ているワケは
何なのでしょうか?

彼は、お年寄りが降りたあと、車から離れるのを
見届けることができません。

だから、車から降りようとするお年寄りに、
「俺の背中につかまれ」と、やおらおんぶして、
そのまますたこら待合室まで運んでしまうのです。

「年寄りが降りるのを待っていたら、商売に
ならないからやっているだけだ」
彼はそっけなくそう言います。

要は商売の効率を上げるためにやっていることで、
親切ではないというわけです。
でも、お年寄りや障害者の方の目には、これが
「親切」と映ります。

車に乗るとき、彼をリクエストするお年寄りが
すごく多いそうです。
本当は優しくて、親切なんでしょうね。

でなければ、お年寄りが、わざわざぶっきらぼうな
運転手さんを指名するはずはありません。

お年寄りは特に、気を使わせることに自分の
心を痛めます。
ことさらに「商売の効率化」を主張する運転手さん、

…たぶん自分の思いやりで、
お年寄りによけいな気を使わせたくないのでしょう。


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私が嫁さんと結婚してから2、3年が経った頃の話
だったと思います。
(私は、世間でいうマスオさんです)

嫁さんの祖母アサエお婆ちゃんと夕食が終わった後、
その場に二人きりになった時のことでした。
(ちなみに、その当時は、まだアサエお婆ちゃんの
認知症は出ていませんでした)

アサエお婆ちゃんが、私に向かって、真面目な顔で、
自分の葬式の事を話し始めたのです。

「私が死んだらね、普通は真っ白の着物とかを
着せると思うばってん、私には、タンスの中に
入っとる右下に花の模様が刺繍されている着物を
着せてね」と言うんです。

普段はとても地味なお婆ちゃんが、なぜだろうと思い、
「なんで?」と聞いてみると、

思わぬ言葉が返ってきたのです

「私はね、主人が戦争に行って、1年ちょっとしか
寄り添うとらんと。
だから、死んでもう一度主人とあの世で結ばれたいから、
花嫁の時に着た衣装ば着せてくれんね」と・・・。

私は言葉も出ず、酒を飲んでいたせいもあり、
涙がポロポロ・・・。

その後、その衣装は一度も探していません。
もし見つかると、なんとなく嫌な予感がしたりして、
見つけることができないんです。

そんなお婆ちゃんは、今でも毎日、何度となく仏様に
手を合わせています。・・・


運がいい人も、運が悪い人もいない。
運がいいと思う人と、運が悪いと思う人が
いるだけだ。・・・(中谷彰宏)


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