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2018年9月12日 (水)

妄想劇場・妄想物語

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過去に起きていることから浮かび上がってくる
  真実もある。・・・


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日本で最も知られた義賊といえば、五右衛門風呂で
有名な石川五右衛門ではないでしょうか。

歌舞伎や浄瑠璃などの伝統文芸からテレビドラマ
・ゲームに至るまで、五右衛門はさまざまな作品に
取り上げられています。

庶民に愛された伝説の大泥棒

江戸時代に創作作品として盛んに取り上げられたことで
知名度を上げた石川五右衛門。
彼がいつ・どこで生まれたのか、その生涯について
はっきりしたことは分かっていません。

しかし、文禄3年(1594)8月24日に処刑されたことを
示す記録が複数残っており、実在の人物であることは
間違いないようです。

石川五右衛門は安土桃山時代に活躍した盗賊の首領で、
貧しい人から金品を盗むのではなく、富める者や
権力者から盗みを働く義賊として一般的に
知られています。

庶民からの人気も高かった五右衛門は、その人気と
カリスマ性で多くの部下を抱え、京都・大阪を中心に
暴れ回っていたようです。

豊臣秀吉に捕らえられ釜茹でに!

多くの伝説を残した五右衛門ですが、最後は
豊臣秀吉の配下に捕らえられて三条河原で
処刑されてしまいます。
処刑方法は釜茹でという残酷なものでした。

五右衛門の最期の記録。

林羅山の『豊臣秀吉譜』によると、五右衛門は
文禄の頃に強盗や追いはぎなどを働いたので、
秀吉の配下の前田玄以(まえだげんい)によって
捕らえられ、母親や20人の仲間と釜煎りにされた
と記録されています。

秀吉が残酷だったのか、五右衛門が権力者から
相当憎まれることをしたのか、母親まで一緒に
処刑されてしまった理由は今でもわかっていません。

『日本王国記』に描かれた五右衛門

当時の日本に貿易商として滞在していた
スペイン人のベルナルディーノ・デ・アビラ・ヒロンの
記した『日本王国記』には、京都を荒らし
まわっていた盗賊の頭目15人が捕えられ、
三条河原で生きたまま煮られたと
記録されています。

この記録にはイエズス会の宣教師による注釈も
入っており、そこには石川五右衛門とその家族が
油で煮られて処刑された」と記されています。

さまざまな伝説でその名を残す

謎に包まれた五右衛門の生涯については、
伝説が残っています。いずれも彼の盗みの技術や
義賊としての姿を伝えるもので、その一部が
歌舞伎の演目になるなどして庶民から人気を
得るようになりました。

忍者だったという説

五右衛門は伊賀流忍術の祖とされる百地丹波
(ももちたんば)の弟子だったという伝説があります。
伊賀流忍術といえば、いうまでもなく甲賀流忍術と並ぶ
有名な忍術で、百地丹波は、信長と戦いを
繰り広げた高名な忍者でした。

伝説によれば、百地は孤児だった五右衛門を
引き取って忍者として育て上げましたが、
成長した五右衛門は百地の愛妾と妻を殺害し、
大金を盗んで逃げてしまったのだそうです。

それにしても、忍者の最高峰ともいえる百地を
だまして逃げおおせるとは、忍者として
生きていたとしても、すごい一生を送った
かもしれません。・・・


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五右衛門が活躍した時代に天下人として君臨
していたのが豊臣秀吉でした。
現在では大阪でも親しまれている秀吉ですが、
当時の豊臣政権はあまり人気がなかったようです。

秀吉の居城に盗みに入り捕まる

石川五右衛門は太閤、豊臣秀吉の居城、
京都・伏見城の潜入に難なく成功する。

狙うお宝は秀吉の寝所に置かれている「千鳥」
と呼ばれる円筒形の青磁の香炉だ。

また、当時の関白、豊臣秀次の家臣、
木村常陸介に秀吉暗殺を依頼されたとの
説もある。

実の子の「秀頼」をかわいがる秀吉を養子の
「秀次」は妬んでいたわけです。
「絵本太閤記」に五右衛門という人物が
常陸介とつるんでいたという記録があります。


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五右衛門がこの香炉に手を掛けようとした瞬間、
香炉が鳴いたというのだ。・・・

これで目をさました秀吉。すぐさま五右衛門は
周囲の警護に取り押さえられてしまう。

釜茹での際に子どもを…

その衝撃的な処刑方法からか、多くの伝承が
残されている五右衛門の釜茹で。
五右衛門は一人で釜茹でにされたのではなく、
子どもや母親と一緒に処刑されたと
伝えられています。

一説には子どもを守るために自分が力つきるまで
両手で頭上に抱えていたとあり、その姿を残した
絵も残されました。

他にも、苦しませないためにひと思いに沈めて
殺してしまった、
五右衛門自身が苦しさのあまり子どもを
下敷きにしてしまった、などの逸話が残っています。

五右衛門の処刑は公開されていたため、当時の
庶民にとっても衝撃的な情景であったことは
想像に難くありません。・・・

創作作品によって後世に

安土桃山時代に活躍し、最後は時の権力者である
秀吉に釜茹でにされて処刑された石川五右衛門。

彼が実在したということまでは複数の記録から
判明していますが、まだまだ不明なことも多く、
その真の姿は謎に包まれています。

謎に満ちた生涯は、江戸時代の作家たちの
創作作品の題材として取り上げられました。

歌舞伎や浄瑠璃などで五右衛門は権力者の
秀吉と対立し命を狙う義賊として描かれ、
その痛快さから庶民に絶大な人気を得ました。
・・・


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「あの、バージンロードのことなんですが、
エスコート役は直前でも変更可能なのでしょうか」

事前のお打合せでは、お父さまの足がご不自由なため、
新婦の7つ年上のお兄さまが、お父さまの代わりに
歩かれることになっていました。

「大丈夫ですが、お兄さまのご都合が悪くなって
しまったのでしょうか」
いったいどうしたのだろうと、おうかがいすると、
「娘には内緒なのですが、実は主人が歩く練習を
しているんです」

「娘の結婚式が決まってからというもの、
時間ができると『リハビリに連れて行ってくれ』と
言うようになって、それも子どもたちには内緒で」

「バージンロードを歩くために、ですか」
私は胸がいっぱいになりました。
「わかりました。ぜひ、お父さまにお願いしたいです」

支度を終えた新婦がバージンロードの前で
待機していると、車椅子のお父さまとお母さま、
そしてお兄さまが来られました。

「お兄ちゃん、よろしくね」

新婦が声をかけると、ウエディングドレス姿の
妹を見つめながら、お兄さまは黙って
首を横に振りました。

「えっ、どういうこと?」

答えの代わりに、お兄さまが少しかがんで
お父さまに肩を貸されました。
お母さまは既に涙ぐみながら、お父さまに杖を
手渡されます。

「え・・・、お父さん?」

「行くぞ」
「・・・・はい」
新婦は瞳をうるませて、お父さまの腕に
手をかけました。

お父さまがエスコートするのではなく、
新婦がお父さまを助けるかのように支え、
歩みを合わせているのが、こちらからも
わかります。

お父さまは堂々と前を向かれ、歩みを
進めていきました。
新郎の背中をぽん、と叩き「頼んだぞ」と
お父さまの声が聞こえたような気がしました。

披露宴の半ば、
突然司会者がこう切り出したのです。

「本来、ここで祝電を披露させていただくのですが、
ここに一通のお手紙をお預かりしておりますので、
ご披露させていただきます。

差出人は新婦のお父さまです。
それでは、代読いたしますS(新婦の名)へ。

私は静岡の田舎で男兄弟ばかりの中で
育ったものだから、女の子をどう育てていいのか
わからず、母親に任せっきりにしていました。

運動会や学芸会もほとんど行けず、仕事ばかり
してきた父親でした。
すまないと思っています。

ただ、父親の務めであると思いながら、
どんな仕事も一生懸命やってきました。
それだけは自信を持っています。

とはいっても、あなたにとってみれば、厳しくて、
門限にもうるさくて、うざったい父親だったでしょう。
でも、君がうちの娘に生まれてきてくれたこと、
本当にうれしかったです。

今まで言ったことなかったけど、本当にありがとう。
今日、あなたが花嫁となって、O家の人間から
U家の人になっていくこの日に、どうしても何かしたくて
恥をしのんで、お母さんとリハビリをがんばりました。

これで今まで何もできなかったことは許して
もらえるとうれしいです。
Hくん。どうぞ、Sをよろしくお願いします。

あふれ出る涙をぬぐう新婦。
その横では、新郎がお父さまに向かって
頭を下げています。
会場のあちこちで、鼻をすする音が聞こえてきました。

読み終えたお父さまからの手紙をしまった司会者が、
もう一通、封筒を取り出しました。

「実は、新婦からもお手紙を預かっております。
続けてご披露させていただきます」

その手紙にはこんなフレーズがありました。
「・・・いつも怒ってばかりで、門限も厳しくて、
お父さんの存在が嫌になったこともたくさん
ありました。
でも、今は、厳しく育ててくれたことにとても
感謝しています」

先ほどまで堂々とされていたお父さまも、
目を真っ赤にしていらっしゃいます。
会場は感動に包まれ、温かくやさしい拍手が
しばらく鳴りやみませんでした。・・・


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